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ペクサン砲[ぺくさんほう] ペクサン砲 (ペクサンほう、英:''Paixhans gun''、仏:''Canon Paixhans'')は、炸裂弾を発射できるように設計された最初の艦砲である。1822年から1823年にかけてフランスの砲兵将校アンリ=ジョセフ・ペクサン(Henri-Joseph Paixhans)によって開発された。 ==背景== 19世紀初頭、すでに陸戦において榴弾砲や臼砲で炸裂弾は使用されていたが、それらは大角度かつ低初速での使用に限られていた。炸裂砲弾は取り扱いが危険であり、高初速の平射砲で炸裂弾を使用する技術的な見通しはたっていなかった。 しかしながら現在のような正確な光学あるいはレーダー照準技術が確立する以前は、海戦においては曲射弾道による射撃は実用的ではなかった。双方が移動する海上での砲戦でまともな命中率を得るには、直接照準による平射が必須であった。このため数世紀に渡って艦砲の砲弾としては実体弾が使われており、木造艦艇に対してさえも限定的な損害を与えられるに過ぎなかった〔O'Connell p.193 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペクサン砲」の詳細全文を読む
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