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ペチェニフ人 ( リダイレクト:ペチェネグ ) : ウィキペディア日本語版 | ペチェネグ[ひと]
ペチェネグ(英:Pechenegs)は、8世紀から9世紀にかけてカスピ海北の草原から黒海北の草原(キプチャク草原)で形成された遊牧民の部族同盟。9世紀末に遊牧民のハザール人とオグズ人の圧迫によって黒海北岸の草原に移住し、そこからフィン・ウゴル系の遊牧民マジャル人(後のハンガリー人)、ならびにスラヴ系の農耕民ウールィチ人,ティーヴェルツィ人を追い出した。10世紀を通じてキエフ・ルーシ,ブルガリア,ハンガリー王国,ビザンツ帝国などの隣国と抗争を繰り広げた。11世紀末に、遊牧民のポロヴェツ(クマン、キプチャク)に圧迫されてドナウ川を越え、ビザンツ帝国領内へ移住した。残った人々は、ポロヴェツに同化した。 ペチェネグ人の系統に最も近い現存する民族はガガウズ人である〔 〕。 ==名称== 「ペチェネグ」とはテュルク系の言葉で「義兄弟」を意味する。また、中国史書〔『隋書』列伝第四十九 北狄、『北史』列伝第八十七 鐵勒〕に鉄勒(てつろく、テュルク)の構成部族として記されている「北褥(bĕirù)」はペチェネグの転写とされている。〔森安達也『中央ユーラシアの世界』p170〕
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pechenegs 」があります。
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