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ペロプス()はギリシア神話に登場する英雄である。ペロポネソス半島の地名はペロプスに由来している。 タンタロスとエウリュアナッサの子。タンタロスはリディアのシピュロスからにかけての王で、父はクロノス、母はレアーの娘プルートーだといわれるが、ゼウスやトモーロス山の神トモーロスが父だとする説、オーケアノスとテーテュースの子とする説もある。ペロプスの母エウリュアナッサは河神パクトーロスの娘だが、河神クサントスの娘エウリュテミスタであるという説やアムピダマースの娘クリュティアーとする説など異説が多い。 オイノーマオスの娘ヒッポダメイアとの間にアトレウス、テュエステース、ピッテウス、アステュダメイア、リューシディケー、ニーキッペーをもうけた。また庶子にクリューシッポスがいた。 == 神話 == === タンタロス === タンタロスは人間でありながら、ゼウスの親しい友で、オリンポス山の饗宴にも席を与えられるほどだった。しかし、タンタロスが神々をシピュロスに招いたとき、神を試すつもりだったのかあくまで善意からだったのか不明だが、息子のペロプスを殺し、その身体を切り刻んでシチューにして食事に出した。神々はみな料理の正体に気づいて口を付けなかったが、デーメーテールだけはそのとき娘のペルセポネーを失って自失状態にあったので、左肩の肉を食べたという。またタンタロスは、オリンポスでの饗宴から神の食物を盗んで人間の友人に分け与えた。 神々の激怒を買ったタンタロスは、永劫の罰を受けることとなって冥府に送られ、沼の上に枝を広げた果樹に吊された。沼の水は満ちてきてあごまで届くが、タンタロスがそれを飲もうとして身をかがめるとあっという間に引いてしまう。果樹の枝にはさまざまな果実が実っているが、タンタロスがこれに手を触れようとすると、たちまち一陣の風が吹き起こって枝を舞い上げてしまう。こうして、タンタロスはやむことのない飢えと渇きに苛まれつづけている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペロプス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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