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ペン・ソヴァン : ミニ英和和英辞書
ペン・ソヴァン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ペン・ソヴァン ( リダイレクト:ペン・ソバン ) : ウィキペディア日本語版
ペン・ソバン

ペン・ソバン( / Pen Sovan, 1936年4月15日〔Young (2013)〕 - )は、カンボジアの軍人、政治家。親ベトナム派のカンボジア人民共和国初代首相、カンプチア人民革命党書記長を務めた。
== 経歴 ==
ペン・ソバンは1936年、タケオ州 Tram Kakk 県 Chan Teap 村の小規模自給農の家庭に生まれ〔。始めクメール・イサラクに参加し、対戦争を戦ったが、1954年のジュネーヴ協定締結後、北ベトナムに亡命。北ベトナム軍において少佐まで昇進した。
その後、カンボジア国内の党組織では、ポル・ポトソン・サンらの若手のパリ留学組が台頭し、古参の親ベトナム派は排除される。1975年にはクメール・ルージュによる「民主カンプチア」が成立したが、それまでにベトナムからの帰国者は、ほぼ粛清された。
1978年8月、ヘン・サムリンチア・シムらのクメール・ルージュからの離反者と初めて接触〔ポーター(1988年)、127ページ。〕。12月2日、ペン・ソバンを中心とする「外部」派(1954年から70年までベトナムに亡命していたグループ〔ポーター(1988年)、127ページ。〕)と、ヘン・サムリンを中心とする「内部」派(かつての民主カンプチアの官吏たちによって構成されたグループ〔ポーター(1988年)、127-128ページ。〕)が合同し、反ポル・ポト組織「カンプチア救国民族統一戦線」を結成した。1979年1月5日から7日まで、かつてのインドシナ共産党の流れを汲むカンプチア人民革命党の「再建大会」(第3回党大会)が開催され、第一書記および常任委員会委員に選出。7日、首都プノンペンが陥落し、翌8日には政府組織「人民革命評議会」の設立が発表され、国防担当副議長に就任した。1980年5月、カンプチア人民革命軍 (KPRAF) 総司令官に就任〔JPRS Report - EAST ASIA / SOUTHEAST ASIA , 30 MARCH 1989, p.60〕。
1981年5月の第4回党大会において党政治局員および中央委員会書記長に選出され、党内序列第1位となる〔アジア経済研究所(1982年)、237-238ページ。〕〔http://countrystudies.us/cambodia/79.htm〕。同年6月、第1回国会において新憲法が採択され、閣僚評議会議長(首相)に就任した。
しかし、ベトナムのレ・ドク・トと対立し、同年12月4日の第4期党中央委員会第2回総会において書記長を解任され、ヘン・サムリンにその地位を譲った。また、12月7日には首相職も解任され、チャン・シ副首相が首相代行となった〔アジア経済研究所(1982年)、237ページ。〕。当時は「病気のため」と発表されたが〔1981年12月8日、ハノイ駐在のカンプチア人民共和国代理大使による。アジア経済研究所(1982年)、229ページ。〕、実際はハノイよりもモスクワに接近したため〔ポーター(1988年)、128ページ。〕に失脚したとされる。その後、ベトナムに連れ去られ、ハノイで投獄された。
1992年、カンボジアへの帰国が許された。
その後、野党・人権党副党首に就任し、サム・ランシー党との合流によりカンボジア救国党に所属。2013年7月の第5期国民議会選挙に立候補して当選し、政界に復帰した〔山田(2013年)、8ページ。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pen Sovan 」があります。




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