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ホウ化イットリウム[ほうかいっとりうむ]
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・ 化 : [か] (suf) action of making something
ホウ化イットリウム[ほうかいっとりうむ]
ホウ化イットリウム(ホウかイットリウム、Yttrium boride)はイットリウムとホウ素からなる結晶性物質で、その組成はさまざまで、YB2、YB4、YB6、YB12、YB25、YB50、YB66などが存在する。これらは灰色がかった硬質の固体で、高い融点を持つ。最も有名なものは六ホウ化イットリウム YB6である。これは比較的高い温度 (8.4 K) で超電導を示し、LaB6と同じく陰極線管に用いられる。他の面白いホウ化イットリウムはYB66である。これは大きな格子定数 (2.334 nm) を持ち、高い熱力学的安定性を持つので、低エネルギーシンクロトロン放射 (1-2 keV) の回折格子として使われる。 ==YB2(二ホウ化イットリウム)==
二ホウ化イットリウムの構造は、超電導物質として有名な二ホウ化アルミニウムや二ホウ化マグネシウムと同じく、六角形構造をしている。ピアソン記号は''hP3''で、空間群はP6/mmm (No 191)、格子定数は''a'' = 0.3289 nm、''b'' = 0.3289 nm、''c'' = 0.3843 nmで、密度は計算によると5.1 g・cm-3である。ホウ素原子はイットリウム原子を挟んで、シート状のグラファイト構造を成している。YB2結晶は空気中で穏やかに加熱されると不安定になり、400 ºCで酸化しはじめ、800℃で完全に酸化される。YB2は約2220 ºCで融解する〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホウ化イットリウム」の詳細全文を読む
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