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ホットスタンバイは、コンピュータシステムや通信機器などの障害対策である、冗長化(二重化、多重化)の方法の1つであり、本番機(稼働機、主系)に対して予備機(待機機、バックアップ機、副系)を、通常時から起動した状態にしておく形態(Active-Standby、アクティブ・パッシブ構成)である。 通常時の起動した状態とは、設計や運用により、オペレーティングシステムとコンピュータ・クラスター用のミドルウェアなど最低限が起動している場合や、業務用のミドルウェアやアプリケーションまで起動して本番機と相互監視している場合など、さまざまである。 コールドスタンバイと比較すると、高度な構成・設計・運用などが必要となる場合が多い反面、障害発生時の切り替え時間を含めた業務停止時間が少なく、また障害発生時に本番機で処理中であった処理やデータも一部または全部が引き継げるものもある、などの利点がある。 ホットスタンバイとコールドスタンバイの中間的な形態はウォームスタンバイと呼ばれる場合があるが、どのような範囲をどう呼ぶかは、定義やソフトウェアによって異なる。 なお、サーバロードバランスやグリッド・コンピューティングなど、複数のマシンが本番処理を並行処理している形態では、障害対策を兼ねている場合であっても、それぞれが本番機として同時稼働しているため、通常は「ホットスタンバイ」とは呼ばない。 == 関連項目 == * 信頼性設計 * フォールトトレラント設計 * フェイルセーフ * 冗長化 * コールドスタンバイ * ウォームスタンバイ * コンピュータ・クラスター * ホットスペア * 高可用性 * フェイルオーバー * ホットスペア 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホットスタンバイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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