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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ホモエリオジクチオール(Homoeriodictyol)とは、イエルバサンタ(Eriodictyon californicum)という植物から抽出された、フラバノンの1種である。この物質は、味覚修飾物質(味覚狂わせる作用をもった物質)であることが知られている。なお、3`-メトキシ-4`,5,7-トリヒドロキシフラバノンなどとも呼ばれることがあるものの、本稿では以降、ホモエリオジクチオールに統一する。 == 概要 == ホモエリオジクチオールは、Symrise社に所属する科学者によって、アメリカ州に育つイエルバサンタから抽出されて同定された、味覚を修飾する性質を持った4つの物質のうちの1つである。なお、その他の3つは、ホモエリオジクチオールのナトリウム塩、エリオジクチオール、ステルビンである 〔 〕 。 以上4つの物質は、いずれも味覚を一時的に変える作用、具体的には、ヒトに対して苦味遮蔽効果(苦味を感じにくくする作用)を持っている 〔 Patricia Kaminski and Richard Katz. Yerba Santa ''Eriodictyon californicum'' . Flower Essence Society. 〕 。 これら4つの物質のうちで最も苦味遮蔽効果が大きいのは、ホモエリオジクチオールのナトリウム塩であり、サリシン、アマロゲンチン、アセトアミノフェン、キニーネの苦味を10%から40%程度軽減する効果が見られた。しかし、リノール酸乳濁液に対する苦味遮蔽効果は見られなかった。それでもSymrise社の科学者によれば、ホモエリオジクチオールのナトリウム塩は、食品や医薬品への用途が期待できる味覚修飾物質であるという 〔 〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホモエリオジクチオール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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