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ホルコム・ウォード : ミニ英和和英辞書
ホルコム・ウォード[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ホルコム・ウォード : ウィキペディア日本語版
ホルコム・ウォード[ちょうおん]
ホルコム・ウォードHolcombe Ward, 1878年11月23日 - 1967年1月23日)は、アメリカニューヨーク市出身の男子テニス選手。ハーバード大学卒業。19世紀から20世紀への転換期に活動し、1900年代の全米選手権(現在の全米オープンテニス)で男子シングルス1勝・男子ダブルス6勝を挙げた選手である。彼はウィンブルドン選手権にも1901年と1905年の2度出場し、1901年に男子ダブルス準優勝を記録した。右利きの選手で、体格は身長175cm、体重61kgほどであった。
ウォードは当時のアメリカ男子テニス界で、同じハーバード大学のライバルであるドワイト・デービスマルコム・ホイットマンとともに「ハーバードの3人組」(The Harvard Three)と呼ばれた。1900年に創設された男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」の優勝杯寄贈者になったデービスとは、現役選手時代のダブルス・パートナーであると同時に、生涯の親友であった。彼はテニス技術においても「アメリカ式ツイスト・サーブ」を発明した選手としてよく知られる。これはサーブを打った時、ラケットのスイングに長いフォロースルーを持たせることで、相手の前でボールが高く弾むようにする方法である。ツイストサーブでも、ウォードの打法はホイットマンのものとは全く違っていた。
== 全米選手権 ==
ウォードは1896年から全米選手権に出場し始め、1899年から1901年までドワイト・デービスと組んで最初の男子ダブルス3連覇を達成した。1901年、ウォードとデービスはウィンブルドン選手権に遠征し、男子ダブルス決勝戦に勝ち進んだ。決勝では当時のウィンブルドン選手権に君臨していた兄弟ペア、レジナルド・ドハティーローレンス・ドハティー組に 6-4, 4-6, 3-6, 7-9 で敗れた。1902年、ウォードとデービスは地元の全米選手権でも、男子ダブルスのタイトルを「ドハティー兄弟」に明け渡してしまう。ドワイト・デービスはこの大会を最後に、全米選手権とデビスカップから引退した。
デービスの引退後、ウォードは左利き選手のビールズ・ライトとダブルスを組み始め、彼とのコンビで1904年-1906年に2度目の全米男子ダブルス3連覇を達成した。1904年、彼はようやく男子シングルスで初優勝を飾り、この年に単複2冠を獲得した。初期の全米選手権は、ウィンブルドン選手権と同じように、「チャレンジ・ラウンド」(挑戦者決定戦)から「オールカマーズ・ファイナル」(大会前年優勝者とチャレンジ・ラウンド勝者で優勝を争う)への流れで優勝者を決定した。1903年の優勝者ローレンス・ドハティーがアメリカに遠征しなかったことから、1904年の男子シングルスではオールカマーズ・ファイナルがなくなり、チャレンジ・ラウンド決勝の結果が優勝記録表に記載された。ウォードはチャレンジ・ラウンド決勝でウィリアム・クローシャーを 10-8, 6-4, 9-7 で破り、9度目の出場で男子シングルス初優勝を決めた。ところが、1905年のオールカマーズ・ファイナルで、ウォードはチャレンジ・ラウンド勝者のビールズ・ライトに 2-6, 1-6, 9-11 で敗れ、ダブルス・パートナーにタイトルを明け渡した。1906年はシングルスに出場せず、ライトとのダブルスで3連覇した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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