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カヤ(榧、学名:) は、イチイ科カヤ属の常緑針葉樹である。 日本の東北地方から屋久島にかけての地域〔金田洋一郎、満田新一郎 ヤマケイポケットガイド21 野菜・植物 ISBN 4-635-06231-7 173頁〕、朝鮮半島に分布する。日本では群馬県、福島県あたりが北限となる。これらの地域で暖帯林、山地〔金田洋一郎、満田新一郎 ヤマケイポケットガイド21 野菜・植物 ISBN 4-635-06231-7 173頁〕に散生する。 同属にシナガヤ 、アメリカガヤ などがある。 == 特徴 == 雌雄異株で、幹は直立し樹高は20m、周囲は3mほどに、樹冠は幅の広い円錐形になる。成長は極めて遅いが寿命は長い。耐陰性が強く樹林内部であまり日の当たらないところでも育つことができる。 枝は対生する。側枝は三叉状に伸びる。樹皮は灰褐色から褐色で縦に裂ける。葉の長さは2-3cm、幅は2-3mm、線形で断面は扁平で先端は鋭く尖っており、不用意に触れると指に刺さる場合もある。葉の表面は濃緑色で光沢があり革質で硬く、枝に螺旋状につく。 花期は4−5月頃。雄花は長さ1cmほどの楕円形で、前年に出た葉の付け根につく。雌花は新枝の基部の葉の付け根に2個つくが結実するのは通常そのうち1個のみである。種子は緑色の厚い仮種皮に包まれている。花の咲いた翌年の秋に紫褐色に熟する。 枝の様子などはモミなどに似る。葉先が割れない点で見分けがつく。葉の様子がやや似ているイヌガヤ科のイヌガヤは、枝が緑色で、葉が柔らかいのでさわっても痛くない。 属の学名 はアメリカの植物学者John Torrey(1796〜1873)に因み、種小名 は「堅果を持った」の意味。 日本最大のカヤは、福島県桑折町にある万正寺の大カヤ(樹高16.5m、幹周8.7m、推定樹齢900年、福島県の天然記念物)である〔渡辺典博『巨樹・巨木 日本全国674本』山と渓谷社〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カヤ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Torreya nucifera 」があります。 スポンサード リンク
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