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ホンダ・RA271は、ホンダがF1世界選手権に参戦するために開発した日本初のフォーミュラ1カー。1964年(昭和39年)第6戦ドイツGPでデビューし、同シーズンの3戦のみに使用された。 "RA"とはレーシング・オートモービル (Racing Automobile) を意味する。 == 概要 == === 開発の経緯 === 2輪レースの世界で成功を収めたホンダは、4輪メーカーとして市場参入を果たした1963年(昭和38年)に、F1世界選手権への参戦を目途にエンジンの開発を開始した。横置きV型12気筒を前提とし、同年中頃から最初のエンジンとなるRA270Eのベンチテストを始めた。当初はエンジン供給のみを予定し、同年秋にチーム・ロータスの打診を受け、改良を加えたRA271Eを翌1964年シーズン初戦のモナコGPから供給するよう準備を進めた。 1月にはエンジン評価用のシャシーRA270によって鈴鹿サーキットでの実走行テストが繰り返されたが、開幕直前になってロータスとの提携が一方的にキャンセルされたため、ホンダは新チーム体制の構築とともに急遽シャーシを開発した。8月2日決勝のドイツGPに目標を定め、6月中旬に完成したRA271は荒川テストコースでの簡単なチェックを経て、7月にザンドフールトでロニー・バックナムによりシェイクダウンされた。 なお、RA270の設計者である馬場利次によれば、ロータスへのエンジン供給という話に関係なく、ホンダは最初から独自参戦を目指しており、RA270と並行するように別チームでRA271シャーシの開発が進められていたという〔「ニッポンのF1 未知なるグランプリへの挑戦」『F1倶楽部 Vol.7』、p56。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・RA271」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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