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ホンダ・キャビーナ : ミニ英和和英辞書
ホンダ・キャビーナ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ビー : [びー]
 (n) bee, (n) bee
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ホンダ・キャビーナ : ウィキペディア日本語版
ホンダ・キャビーナ[ちょうおん]
ホンダ・キャビーナ(Cabina)は本田技研工業が製造・販売していたスクーターである。

== 概要 ==

アーバンコミューターと銘打たれ、1994年9月15日に発売された世界初の屋根付き量産スクーターである。屋根まで続くウィンドシールドにはワイパーおよびウオッシャーを装備。その後の屋根付き二輪車の特徴的な装備となった。大きな前面シールドにより乗員の上体には走行風が直接当たることがないためゴーグルやシールド付きのヘルメットを着用しなくても異物が目に入る危険性が低い〔ただしヘルメットを着用しないで公道を運転した場合は道路交通法に抵触する。〕。標準の前面シールドと屋根に加えてオプションにサイドバイザーが設定されており、装着することで雨を直接浴びること無く走行できる。しかし、停車中に横から吹き込む雨や他車による水しぶきなどを防ぐ構造ではないため雨量の多い状況では完全な防御はできない。
車体・装備は基本的に共通だが、排気量50cc(型式A-AF33 原動機付自転車)・90cc(型式HF06 小型自動二輪車)の2モデルが生産された。50ccモデルには電動スタンドアップ仕様が設定された。
原動機はリードと共通の2ストロークエンジンが搭載された。
フロントカウルに取り付けられたバックミラーは狭い駐輪場に駐車することを考慮して可倒式とした。
当時のスクーターでは一般的となっていたシート下のヘルメット収納スペースは36Lの大容量で、「テニスラケットが収納可能」と宣伝された。これは50cc・90ccとも1名乗車とし、比較的長く後方に向かい急傾斜で高く盛り上がる形状であったためである。
しかし、以下の事情・理由により市場に受け入れられず販売目標を大きく下回る結果となった。
*高額な車両価格により本クラススクーターのメインターゲットとなる比較的若年層に受け入れられなかった
:発売開始時に50ccが\279,000 50cc電動スタンドアップ仕様・90ccが\299,000
*屋根付き二輪という特異なスタイリング
:日本国内ではジャイロキャノピーが宅配ピザなどのデリバリー用車両として認識されていた
*車体の高い位置に構造物を持つためローリングモーメントが比較的大きいため軽快感爽快感が薄い
*渋滞中の自動車の間隙を縫う走行も難しい
このため購買層の多くは背広を着た集金関係者や袈裟を着た僧侶などのように、業務で二輪車の取り回し易さが必要で突然の降雨でも合羽を着ないで済むことが利点として享受できる者であった。
こうした声に応えようと1995年に屋根を省略した兄弟車種のブロードが発売され、1997年東京モーターショーでは、屋根部分を簡単に取り外し可能にし座席下メットインスペースに収納できるキャビーナコンバーチブルが参考出品された。しかし、晴天時の開放感と雨天時の利便性両立には複雑な構造となり、2000年生産を終了した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホンダ・キャビーナ」の詳細全文を読む




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