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ホーカム : ミニ英和和英辞書
ホーカム[かむ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カム : [かむ]
 【名詞】 1. cam 2. (n) cam

ホーカム ( リダイレクト:Ka-50 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
Ka-50 (航空機)[かもふ50ちょるなや あくら]

Ka-50(カモフ50チョルナヤ・アクラ; カー・ピヂスャート・チョールナヤ・アクーラ)は、ロシアカモフ社で開発された単座型攻撃ヘリコプターである。愛称は「チョールナヤ・アクーラ」(ロシア語で「黒い」という意)。 という英訳名で紹介されることもある。
派生型Ka-50Shカー・ピヂスャート・シャー)は、非公式に「ノチュノーイ・オホートニク」ナチュノーイ・アホートニク)と呼ばれるが、これは「夜の狩人」という意味で、という英訳名でも紹介される。
北大西洋条約機構(NATO)が用いたNATOコードネームは、「ホーカム」(:インチキ、デタラメの意)であった。
== 開発・運用 ==
Ka-50は、ロシア陸軍の主力攻撃ヘリコプターであるMi-24シリーズの後継機として開発された。開発名称はV-80ヴェー・ヴォースィミヂスャト)であった。「V」()は、ロシア語ヘリコプターを意味する「ヴェルトリョート」(ヴィルタリョート)の頭文字である。対抗馬であるMi-28が前任機Mi-24譲りの大型の機体であるのに対し、Ka-50は、カモフが得意とする同軸反転式ローターを採用した小柄な機体として設計され、乗員も1名のみとされた。
Ka-50は、前任機を上回る高度な運動性を有し、同軸反転式ローターによってもたらされる安定した飛行特性は他の攻撃ヘリコプターにはみられないものである。Ka-50は、対空・対地両方への攻撃能力を有する機体として開発されたため、通常の攻撃ヘリコプター以上に空対空ミサイルなどの運用能力に優れている。なお、対空戦闘は後期型Mi-24にも付与されていた任務で、ソ連ロシア西側諸国以上に攻撃ヘリコプターを多目的に使用してきたことはよく知られたことである。それに関連し、Ka-50でもMi-24同様あらゆる地上目標への攻撃能力が付与されている。Ka-50では、同機とSu-25T向けに開発された昼間テレビ自動追跡装置シュクヴァール(:「突風」の意味)を搭載した。また、自動追跡航法装置ルビコーン()も搭載した。
なお、Ka-50が正式に発表される以前、西側はハヴォック(Mi-28)がハインド(Mi-24)の後継となる攻撃ヘリコプターであり、ホーカム(Ka-50)は世界初の空対空戦闘ヘリコプターと想像していた。これはMi-28は西側の攻撃ヘリコプターと比較しても常識的な形態を採用しているのに対し、Ka-50は単座であるなど大きく異なっており、しかも、(カモフでは普通のことだが)二重反転メインローターを採用しているという特徴による。
1989年、V-80Sh-1(ヴェー・ヴォースィミヂスャト・アヂーン)は、Ka-50という新しい名称を獲得した。
また、Ka-50は、ヘリコプターとして世界で初めて射出座席NPP ズヴェズダ製のK-37-800)を搭載している。ただ、そのままではメインローターが障害となるため、メインローターを火薬で吹き飛ばしてから射出する仕組みになっている。乗員が1名のみとするのも攻撃ヘリコプターとしては世界初の試みで、カモフではこれをセールスポイントとしていた。結果としてこれは複座機に慣れ親しんできた運用側に不安感を与えてしまい、Ka-50が商業的に失敗する要因となってしまった。そのため、トルコ空軍に売り込みをかけていたKa-50-2は、Ka-50を複座型に改造した発展型となっている。
その後、カモフはKa-50を複座にしたKa-52を開発するとともに単座型Ka-50の改良型としてKa-50Shを開発した。同時期にはMi-28の夜間攻撃機型Mi-28Nも発されており、Ka-50シリーズでもKa-52やKa-50Shへ同様に夜間攻撃能力が付与された。シュクヴァール-V()の上部に装備されたサムシート-50T(:は「」の意味)システムは温度によって敵の画像を捉えるもので、索敵、追跡、レーザー誘導ミサイルによる攻撃に際し、大きな力を発揮するものと期待された。カモフではKa-52とともにこのKa-50Shをロシア陸軍へ売り込んでおり、一度は決定されたとされたMi-28の採用が取り消しとなったことから再攻勢をかけた。結局は、Mi-28Nが50機の発注を受けている。なお、Mi-28Nの愛称もKa-50Sh同様「ノチュノーイ・オホートニク」である。しかしKa-52がMi-28を補佐する攻撃ヘリコプターとして装備されるようになると、Ka-50も少数機の導入が先行して行われている。
Ka-50はイメージ戦略として全身漆黒のカラーリングで公開され、その後もいくどかの変更を経ながら「映画スクリーン上の兵器」のような塗装は維持されてきた。それが大きく変更されたのはチェチェン戦争への実戦投入で、Ka-50は実戦仕様の迷彩を施され、8機が前線へ投入された。これは、Ka-50の実戦試験であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Ka-50 (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kamov Ka-50 」があります。




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