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ボアストローク比 : ミニ英和和英辞書
ボアストローク比[ぼあすとろーくひ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ストローク : [すとろーく]
 【名詞】 1. stroke 2. (n) stroke
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ひ]
  1. (n,n-suf) (1) ratio 2. proportion 3. (2) Philippines 

ボアストローク比 : ウィキペディア日本語版
ボアストローク比[ぼあすとろーくひ]

ボアストローク比(ボアストロークひ )とは、レシプロエンジンにおけるシリンダーボア(内径)とピストンストローク(行程)の比率のことでストロークをボアで割った値である。
== 概要 ==
エンジンの性格を類別する際に使用されることが多く、この値が1(1:1)の場合はスクエアストロークまたは略してスクエア、1より小さいものはショートストロークまたはオーバースクエア、1より大きいものはロングストロークと呼ばれる。多くの実用ガソリンエンジンでは、ボア・ストローク比は1近傍に設定されるか、ややロングストロークに設定される。一部の高性能スポーツカー用エンジンやレース用エンジンではショートストロークに設定され、フォーミュラ1用のエンジンでは0.5近くと極端にショートストロークに設定され、極限の高回転性能を実現している。また船舶用の大型2ストロークディーゼルエンジンユニフロー掃気ディーゼルエンジン#船舶用)では4付近と大幅なロングストロークとなっている。これは燃費性能を最重視したもので、ガソリンエンジンと異なり、運転中のディーゼルエンジンのシリンダー内は常に空気過剰の状態にあり、この燃焼に関与しなかった空気も燃焼熱によって膨張して出力に関与するため、膨張時間を長くとる設定となっている。
一般的にショートストロークではコンパクトな(表面積の少ない)燃焼室を実現しにくく、低速での燃費性能は悪化するが高回転高出力化に向く。ロングストロークでは燃焼室がコンパクトになり実用燃費に有利になるが、平均ピストンスピードが高くなり、高回転化が難しいとされる。しかしながら、一部のメーカーではピストンコネクティングロッドクランクシャフトなどの形状を工夫することにより、ロングストロークにもかかわらず高回転化を実現している例もある。
フィンランドなどの一部の国では、ボアをストロークで割った「ストロークボア比」が用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ボアストローク比」の詳細全文を読む




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