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ボゴ・インディアン・ディフェンス (Bogo-Indian Defence) は、チェスのオープニングの1つ。旧ソビエト連邦のチェスプレーヤーであるエフィム・ボゴリュボフが考案したオープニングである〔『定跡と戦い方』、185頁。〕。右図はその基本形で〔『定跡と戦い方』、184頁。〕、右図までの指し手は1.d4 Nf6 2.c4 e6 4.Nf3 Bb4+である〔。手順前後でニムゾ・インディアン・ディフェンスやカタラン・オープニング、クイーンズ・インディアン・ディフェンス等に変化することが多いオープニングである〔『定跡と戦い方』、186頁。〕。 == 主な変化 == 4.Bd2 Bxd2+ 5.Qxd2 d5 6.Nc3 0-0 7.e3 Nbd7 8.Bd3 c6 9.e4 de 10.Nxe4 Nxe4 11.Bxe4 Qe7 12.0-0〔『定跡と戦い方』、185-186頁。〕 白の4手目で4.Nc3とチェックを防ぐとニムゾ・インディアン・ディフェンスに変化する〔〔『やさしい実戦集』、133頁。〕。4.Nbd2とビショップの交換を避けた時の黒の指す手は4.… d5、4.… b6、4.… d6、4.… c5がある〔。4.Nbd2 d5と指した時の変化は5.e3 0-0 6.a3 Be7 7.Bd3である〔。この手順中6.… Bxd2+と指す手もある〔。 黒の4手目は他に4.… a5〔〔、4.… Qe7〔〔、4.… Be7〔もある。4.… a5と指すと5.Nc3 0-0 6.e3 d6 7.Qe2 Nbd7と進行する〔。4.… Qe7と指したときの白の5手目は5.Nc3〔、5.g3〔〔、5.e3〔〔がある。5.Nc3と指すと5.… b6 6.g3 Bb7 7.Bg2 0-0 8.0-0 d6と進行し形勢互角〔。5.g3は4.… Qe7に対する白の手の中では最も良い手とされ〔、以下5.… Nc6 6.Bg2 Bxd2+ 7.Nbxd2 d6 8.0-0 0-0と進行する〔。5.e3は1930年にドイツのハンブルクで対局されたフランク・マーシャル対ウラジーミル・ペトロフ戦で白のマーシャルによって指された手で〔、その後5.… 0-0 6.Bd3 d5 7.0-0 Nbd7 8.Nc3 Bxc3 9.Bxc3 b6 10.Rc1 Bb7 11.cd ed 12.Qb3! c5? 13.dc Nxc5 14.Bxf6! gf 15.Qxb4! Kh8 16.Rxc5!と進行し黒のペトロフが投了した〔〔『やさしい実戦集』、132-138頁。〕。黒はチェックメイトを防ぐにはクイーンを犠牲にするしかない〔『やさしい実戦集』、138頁。〕。 白の5手目では他に5.Nbxd2と指す手があり、以下5.… d6 6.e4 0-0 7.Bd3 e5 8.0-0 Qe7と進行し黒が十分に指せる形勢となる〔。この途中で7.… Qe7と指すのは8.e5 Nfd7 9.Qe2 h6 10.Qe3 Rd8 11.0-0-0で白が指しやすい〔。 黒の5手目は他に5.… b6、5.… d6、5.… Ne4がある〔。5.… b6と指すと6.Nc3 Bb7 7.e3 d6 8.Be2 Nbd7と進行する〔。この途中6.g3と指すと6.… Bb7 7.Be2となりクイーンズ・インディアン・ディフェンスに変化する〔。5.… d6と指すと6.Nc3 0-0 7.e3 Nc6と進行し〔、5.… Ne4と指すと6.Qc2 f5 7.g3 0-0 8.Bg2 d6と進行する〔。 黒の6手目は他に6.… c6と指す手もあり〔、黒の7手目は他に7.… b6と指す手もある〔。 白の8手目では他に8.Rc1と指す手もあり〔、以下8.… c6 6.Bd3 Qe7と進行する〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボゴ・インディアン・ディフェンス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bogo-Indian Defence 」があります。 スポンサード リンク
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