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ボストン級ミサイル巡洋艦 (Boston class guided missile heavy cruiser) は、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦の艦級。 ==概要== 本級はアメリカ海軍初の、そして世界初のミサイル巡洋艦である。 元はボルチモア級重巡洋艦として第二次世界大戦に建造した艦を改装・再就役させたものである。1952年に保管艦状態にあったボストン(CA-69)とキャンベラ(CA-70)の二隻がミサイル巡洋艦 (CAG) として再分類された。ミサイル巡洋艦としての転換および近代化改修では後部の三連装8インチ砲塔と周辺の構造物が撤去され、二基のテリアミサイルランチャーが装備された。艦前方の主砲塔二基はそのまま残された。前方の上部構造物はテリアミサイル用のレーダー、電子機器を収納するため改修され、後方上部構造物は完全に交換された。また、二本の煙突は一本にまとめられた。 ボストン級は部分的な改修が行われたが、新たな武器体系であるミサイルの運用が成功した場合、全面的な改装が構想されていた。その場合は前方の8インチ砲塔は全て撤去され、テリアミサイルランチャーが追加される計画であった。 しかしながら、ボストン級の二隻は、テリアミサイルランチャーを装備し続けたが、技術の急速な進歩はそれらを旧式なものとし、砲塔撤去などの全面改装は行なわれなかった。艦の任務は前方に残された8インチ砲による艦砲射撃が主なものであり、1968年には、ベトナム戦争における8インチ砲を用いた艦砲射撃を含む幅広い用途のため、ミサイル巡洋艦(CAG)から重巡洋艦(CA)に分類が戻された。 本級については限定的な近代化や全面的な改装など様々な提案がなされたが、結局採用されなかった。両艦は1970年に退役し、除籍後はスクラップとして売却された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボストン級ミサイル巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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