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ボタンウキクサ : ウィキペディア日本語版
ボタンウキクサ

ボタンウキクサ(牡丹浮草、''Pistia stratiotes'')は、単子葉植物サトイモ科に属する水面に浮かぶ熱帯性の水草である。熱帯地方に広く分布し原産地は南アメリカとも中央アフリカとも言われるが、詳しい原産地は不明。英名をウォーターレタス(Water Lettuce)という。
== 特徴 ==
ホテイアオイのような、浮草になる水草で、水面上に葉を広げ、水中に根を垂らす。
葉は先の丸い、横長楕円形のものをロゼット状につける。葉は白緑色、表面にビロード状の柔らかい毛が一面にはえ〔ボタンウキクサ 琵琶湖博物館 WEB図鑑「外来生物〕、よく水を弾く。葉は縦にひざ状のしわがある。葉には厚みがあり、内部には空洞が多い。つまり、葉それ自体が浮袋になっている。
株が小さいうちは水面に葉を平らに浮かべ、大きくなると葉はやや立ち上がり、サニーレタスのような感じの姿になる。株の下側からは多数の根が伸び、根は糸状で枝分かれせず、多数の髭根を伸ばす。株元から水面に匍匐茎を伸ばし、その先に子株を生じて無性生殖する。通常は無性生殖だが、花を咲かせて結実する有性生殖でも繁殖する〔ボタンウキクサ 地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所〕。
花は葉の隙間に咲く。白っぽい緑で目立たないが、小さいながらも仏炎苞の中に肉穂花序がつくという、サトイモ科の特徴的な花をつける。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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