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ボックステンゴール : ミニ英和和英辞書
ボックステンゴール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ボックステンゴール : ウィキペディア日本語版
ボックステンゴール[ちょうおん]

ボックステンゴール(''Box Tengor'' )は元々ゲルツのボックスカメラで、ゲルツがツァイス・イコンになって以降はツァイス・イコンの製品となった。
ボックスカメラと言うと何とか写るだけの安物、というイメージがある中で、精密なプレス部品を使った全金属製ボディーを採用し、本格的圧板により良好なフィルム平面性を実現し、ファインダーも明るく、人気が高かった。レンズもあまりのシャープさに「フロンターは非球面レンズなのではなかろうか」という伝説が生じた程に優秀なカメラであった。
== 年代による分類 ==

*原型 - ゲルツによる製造。把手は金属製ハンドルで、光軸に対して横向きにつく。シャッターは往復動作式で押上動作ではブレやすいので要注意である。シャッタースピードのIは1/25秒。後ろ蓋留め金がボディー上下にある。ファインダーは縦横位置用が隣り合わせにまとめられてついている。絞りはF11、F16、F22の3段切り替え。巻き上げはキーによる。116フィルム、120フィルムを使用する製品がある。
*1927年型 - メーカー名がツァイス・イコンとなり、把手が革製に変更され、三脚取付穴が設置された。後ろ蓋留め金がボディー左に移された。
*1929年型 - シャッターが一方向動作型となった。129フィルムを使用する製品が追加された。縦横のファインダーが左右に振り分けられた。シャッタースピードのI、T切り替えレバーがボディー左側に移された。絞りレバー後方にアタッチメントレンズが2枚内蔵され、無限遠-6m、2-6m、1-2mの3ゾーンとなった。
*1932年型 - ファインダーが明るくなった。シャッターロック機構がついた。レンズ廻りに亀甲形の飾り板がついた。ピントが無限遠-3m、1-3mの2ゾーンとなった。絞りはF11とF22の2段切り替えとなった。この改良に伴い129フィルムを使用する製品は製造中止され、代わりに120フィルム使用の6×4.5cm判モデルが追加された。
*1938年型 - 巻き上げが大きなノブになり、後ろ蓋ロック金具も丸形となった。シャッターレバーがボディー側面上部に移された。二重撮影防止機構が採用された。フィルムが高感度化していることに対応し赤窓にシャッターが搭載されている。120フィルム使用の6×9cm判のみとなった。
*1950年型 - フラッシュシンクロ接点装備、レンズがコーティングされ、またF9と明るくなった。シャッタースピードのIは1/50秒。絞りはF9、F11、F16の3段切り替え。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ボックステンゴール」の詳細全文を読む




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