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ボニファシオ (フランス語:Bonifacio、コルシカ語:''Bunifaziu'')は、フランス、コルス=デュ=シュド県のコミューン。コルシカ島の南端にある。 ==地理== ボニファシオは地中海に面しており、サルデーニャ島とボニファシオ海峡を挟んで向かい合っている。コルシカ南岸唯一の主要港であり、好位置にある。その面積は広く、沖合に浮かぶラヴェッジ諸島も含まれている。フランス・メトロポリテーヌ内最南端のコミューンである。ボニファシオは北をフィガリと接し、北東をわずかにポルト=ヴェッキオと接する。併用する境界は、およそ西のヴァンティレーニュ湾から東のサンタマンザ湾へと走っている。海岸線は2地点で囲まれており、およそ75平方kmである。高速道N198が東岸沿いに北へ向かい、N196は西岸沿いに北へ向かう〔 .〕。 ボニファシオ沖の島々はフランス領で、面積は794.6km2であり、ボニファシオ海峡海洋公園となっている〔le Parc international marin des bouches de Bonifacio.〕。1993年、自然保護と、海峡を船が航行することから危険な化学物質汚染を受けるのを防ぐため、フランス=イタリア間で合法的な共存をはかることになった。1999年、フランスで『ボニファシオ海峡内の野鳥、その他植生、魚類及び自然全般の保護』を含む土地を詳述した政令が履行された〔 〕。 ボニファシオ近辺のコルシカ南岸は、チョーク色の石灰岩が露出しており、波によって削られ険しく不規則な景観となっている。わずかにさらに内陸の石灰岩は、サルデーニャ島とコルシカ島を形成する花崗岩と接続する。ボニファシオ港は、フィヨルドに似た渓谷であるボニファシオ湾内にあり、指状の突端(長さ、幅)によって外海から隔てられている。氷河期後期には、海面は現在より低く、沖合の島々はつながっていて、渓谷はコルシカ高地へ向かう谷の一部であった。港内の最大喫水はで、旧式の船や現代の小艦船を迎えるにはさらに十分な広さを持っている。 ボニファシオ市街は、2つの部分に分けられている。旧市街(''vieille ville''、または上町を意味する''la Haute Ville'')は、シタデル側にあり、地中海を見下ろす突端上にある。シタデルはボニファシオがつくられた9世紀に建設が始まり、以後数回の修繕と再建がされてきた。近年までフランス外人部隊の支部として使用されてきている。今日、内部にはさらに博物館が入っている。伝統的に多くの住民は、シタデルのすぐ隣で守られている上町で暮らしてきた。港湾施設と住宅地が下へ向かって続き(''la marine'')、小島の狭い浅瀬が並ぶ。そして一部は谷の上へ遠く伸び、住宅地は線状の景観となり、東部にある第3の住宅地サン・ジュリアンをつくるに至る。 市街とその防衛設備は崖の頂上へ沿って一部が遠く伸び、標高およそ70m地点に達する。断崖は海によって下をくり抜かれている。絶壁の縁に位置する建物が、その上に張り出している。海からの景観は、日光の中できらめく白い町であり、下に広がる荒れ狂う海の上へ吊されているようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボニファシオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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