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ボルケーノ : ミニ英和和英辞書
ボルケーノ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ボルケーノ : ウィキペディア日本語版
ボルケーノ[ちょうおん]

ボルケーノ』 (''Volcano'') は、1997年アメリカ合衆国の映画
カリフォルニア州緊急事態管理局〔2005年のハリケーン・カトリーナでも注目されたアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁の地方版に相当し、アメリカ合衆国国土安全保障省(当時は独立した機関)に属するアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁の下部組織である。〕局長の男性を主人公に、都市部で発生した火山活動とそれに伴う溶岩流に立ち向かう人々の姿を描くパニック映画である。
プレス向け資料によれば、脚本のアイデアは雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』に掲載されたロサンゼルスの火山活動の危険性を示唆した記事から生まれたほか、舞台の1つであるを再現したセットは長さ400メートル以上にもなったという〔ボルケーノ - CINEMA TOPICS ONLINE 〕。
== ストーリー ==
アメリカ、ロサンゼルス。いつもと何も変わらない生活を送る人々。よく晴れたある日、ロサンゼルスに突如、中規模の地震が発生した。地震が収まった後、地下水道にて作業員が謎の焼死を遂げたことに不審を抱いた緊急事態管理局局長のマイク・ロークが地下へ潜って調査を開始すると、コンクリートの裂け目から高温の蒸気が噴き出していたことが分かった。だが、その直後に再び地震が起こり、同時に裂け目が明るく光り出して強烈な熱風を吹き上げ、マイクたちに襲い掛かってきた。間一髪脱出して難を逃れたマイクは、事の異常さを悟る。
数日後の明け方。突如として大地震が起こり、ロス各地で停電が発生した。マイクが娘のケリーと共に車で危機管理局へ向かう途中、突如マンホールから蒸気が噴き出したうえ、公園近くの池から巨大な黒煙が噴き出し、そこから火の玉がいくつも飛び交い始めた。それらが街の建物へ落ちて爆発したことに伴い、あちこちで火の手が上がっていく。この事態に消防車が駆け付け、消火作業にあたる。マイクもケリーを車に残して偶然通りかかったジェイ・コールドウェイ医師と協力して負傷者の救出に奔走した。蒸気の噴出や地震が断続的に起こる一方で池が爆発を起こし、これに伴う空振でビルのガラスが一斉に砕け散った。それから辛くも身を守ったマイクは、爆発を起こした池から真っ赤に燃えたぎる溶岩が噴き出し、火山噴火を起こし始めた光景を目の当たりにする。火口からゆっくりと不気味に流れ出し、ウィルシャー通りに流れ出した溶岩は、ケリーの乗る車に迫ってきた。車から出たものの、足がすくんで逃げられないケリーのもとへ、火山弾が振ってくる。ケリーの位置から外れた近くへ落ちたものの、そこから燻り飛び散った溶岩によって、彼女は足に火傷を負ってしまう。マイクはケリーの足を消火して抱き抱えるが、溶岩流は車を飲み込もうとしていた。マイクは車の上に乗り、怯えるケリーを励ましつつ一層強く抱えると、車の上からの決死の大ジャンプを経てひとまずその場を逃れるが、溶岩流によって街は猛炎に包まれ、それらによる犠牲者は膨らむ一方だった。マイクはケリーをジェイに託し、嫌がる彼女と一端は別れる。そこへ火山学者のエイミー・バーンズが合流し、マイクと共に溶岩との戦いに挑んでいく。
エイミーの助言を受けたマイクはロス以外も焼き尽くさんばかりの溶岩流を何かの障害物で一端せき止め、そこへ空と陸から大量の水を注ぎ込むことで冷え固まらせるという対策を提案する。警察署や消防署をはじめ街中の人々は立場や人種を越えて力を合わせ、車やベンチやアスファルトなどの瓦礫を掘り返して一時的な堤防を築き上げながら溶岩流を食い止めつつ、土木会社に要請して持って来させたKレイルを使い、高さ2メートルの堤防をどうにか作り上げた。そしてマイクは、消防車でそれを倒れないように寄せ付けさせ合い、放水を止めさせたあと、溶岩がある程度まで溜まるまで待った。やがて、多量の水を積んだヘリが何機も上空に現れたのを見たマイクは、溶岩へ大量の放水を開始させた。徐々に溶岩は黒く冷え固まり始め、その周辺は水蒸気で真っ白に覆われていく。そして日が登り始める頃、ようやく溶岩は完全に黒く冷え固まり、流れを止めた。その様子を見た人々と共にマイクは作戦の成功に喜ぶが、そこへ途中から別行動を取っていたエイミーからの連絡が入る。それによると今までの噴火はまだ本当の噴火ではなく、本当の噴火はまだこれからであり、地下鉄構内を流れていた溶岩がケリーを預けた先の病院で噴火するという。
エイミーと共に病院へ急行したマイクは、地形から溶岩が確実に病院の方向へ流れることを悟ったうえ、その時間まで残り30分もないという絶体絶命の状況に追い込まれてしまう。しかし、後ろに巨大なコンクリートビルがあることに気付いたマイクは、それらを爆破して倒すことでまたしても堤防を作り、なおかつ爆薬で巨大な溝を作ることによって溶岩流の向きを病院への到達前に変更させ、太平洋へ誘導するという対策を提案する。さまざまな計算や設置場所など、先ほどの堤防以上に無謀な賭けではあったが、マイクの提案に賛同した人々は、早速行動を開始する。まもなく、溶岩が病院の下にまで達したことで噴火が始まったが、マイクの作戦に賛同した人々の一致団結した協力に加えて身を挺した者たちの尊い犠牲も重なり、作戦は成功する。コンクリートビルは見事に噴火地点と人々の間に倒れ込んで間一髪人々を守ったうえ、溶岩流は爆破によって開いた溝に沿って流れていき、運河を流れて無事に太平洋へ到達する。それと同時に火山噴火は終息に向かいつつあり、溶岩の流出も止まっていく。作戦を終えたマイクはエイミーと称賛し合いながら、直後に来た部下に事後処理を頼むと、エイミーの乗る車にケリーと共に乗り込んで帰って行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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