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ボルダ得点は投票者が選好順序に従って候補にランク付けをする一人勝者選挙方式である。ボルダ式得点法では、各々の候補に、有権者が付けたランキングの順位に対応した特定の点数を与えることによって選挙の勝者が決定される。いったんすべての票が集計され、もっとも得点の高い候補が勝者である。ときに、多数派に好まれる候補よりむしろ、幅広い人が受け入れ可能な候補を選ぶことがあるので、ボルダ式は、多数決主義の選挙制度ではなく、世論の一致を重視した選挙制度だとしばしば言われる。 ボルダ方式は、独自に何度か開発されたことがあったが、1770年にこの制度を考案したジャン=シャルル・ド・ボルダによって命名された。現在、スロベニア下院の二名の少数民族議員の選出に使われており、修正型が、キリバスの大統領選挙候補とナウル議会の議員の選出に使用されている。また、様々な民間の組織やコンペによって、世界中の至る所で採用されている。 ウィキペディアの執筆コンテスト、加筆コンクールの最終審査でも採用されている。 ==投票と計数== ボルダ投票の元では、投票者は優先順位にしたがって候補の一覧にランクをつける。なので例えば、投票者は '1' を第一選好につけ、'2' を第二選好に…とつけていく。この点において、ボルダ式選挙は、他のInstant-runoff voting、単票移譲式、コンドルセ方式などの優先順位投票制の選挙と同じである。 各々のランキングで候補に与えられる評点は、その選挙で立候補する候補者の数によって決められる。このような、ボルダ式投票のもっとも単純な形の元では、もしある選挙に五名の候補がいたら、一位にランクされた候補が毎回五ポイントを獲得し、二位にランクされた候補が四ポイントを獲得し…となり、最下位にランクされた候補は一ポイントを獲得することになる。言い換えると、''n''人の候補がいるとき、''n''ポイントを獲得するのが第一選好の候補であり、''n-1''ポイントを第二選好の候補が獲得し、''n''-2ポイントは第三選好が…となっていく。 あるいは、各々の候補に、彼らより低くランクされた候補の数と同等の点数を与えることによって、票が数えられることもある。したがって、''n''-1ポイントを得るのが第一選好の候補で、''n''-2ポイントが第二選好で…となり、最下位の候補はゼロポイントである。たとえば、五人の候補がいる選挙で、ある投票者が一枚の投票用紙上で表明した選好によって指定された点数は次のようになる。 上の二つの式がスロベニアの議会選挙(言及したとおり、90議席のうち二議席のみである)で使われているのに対し、ナウルでは一種の修正ボルダ制を採用している。投票者は一位にランクされた候補に一点を授与する。そして、二位にランクされた候補はそのポイントの半分を受け取り、三位にランクされた候補は三分の一のポイントを受け取り…となる。ナウルでの、上の五人の候補の例を使った配点は次のようになる。 すべての票が開票され、ポイントが合計されると、最高得点の候補が当選する。ボルダ計数が選好投票制であることはすでに述べたとおりであるが、各々の有権者から、候補は特定の点数を受けるので、ボルダ方式はpositional voting systemにも分類される。他のポズィショナル方式には、単純小選挙区制、制限連記式などが含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボルダ得点」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Borda count 」があります。 スポンサード リンク
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