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ボルティー(Volty)とは、スズキが製造していたオートバイである。 車名は、馬術用語のVOLTE(ボルト)という半径5mの円に沿って馬を操り正確さを競う乗馬の規程種目に由来し(日本では巻き乗りと呼ばれている)〔スズキ株式会社 - スズキ二輪車 - 車名の由来 〕騎手(ライダー)の意志を忠実に伝える事が出来るバイクを目指したことから命名されたスズキの造語である。〔。 ==概要== 1994年11月より全国販売され、2004年まで販売されたネイキッドタイプの250ccロードモデル。スペック的な高性能は追求せず、気軽に乗れて日常使用に適した乗りやすい仕様に留めている。 レトロ調のモデルが人気を博した時代背景もあって、ボルティーのメッキを多用したクラシカルなデザインは評価され、加えてリーズナブルな価格で販売されたこともあり、ボルティーは中型バイクのエントリーモデルとして好調な売れ行きを示した(特に値上げされる前の1994年末から1999年半ばまでの5年間)。ボルティーはシンプルかつオーソドックスなバイクであり、高性能バイクのような絶対的スペックはないものの、オートバイとしての基本的な性能が高かった(信頼性が高くて乗り易かった)ことも好評を博した一因となった。車体が軽くバランスも良いため、前輪シングルディスク(1ポット片押し式キャリパー)・後輪ドラム(リーディングトレーリング)の組み合わせながらブレーキが良く利く(後期モデルは前輪2ポット片押し式キャリパーを採用)。250ccクラスの車種としては一際小柄で、シート高も750mmと足付きが良く、体格が小さく力がなくても乗りこなしやすいバイクであったため、女性ユーザーも多かった。 後継車種はST250であり、こちらもロングセラーモデルとなり、現在もST250 Etypeとして製造・販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スズキ・ボルティー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Suzuki TU250 」があります。 スポンサード リンク
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