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ペン・トゥオク
ペン・トゥオク（ / Penh Thuok, 1934年? - 1978年12月）はカンボジアの政治家。ポル・ポトの長年の側近で、民主カンプチア政権においては経済担当副首相を務めた。カンプチア共産党中央委員会常務委員。1978年、粛清。
別名、ソク・トゥオク（Sok Thuok）、ヴォン・ヴェト（ / Vorn Vet）。
== 経歴 ==
裕福な家庭の出身で、フランスへの留学経験を持つ〔山田（2004年）、19ページ・表1。〕。1940年代末に始まる抗仏戦争に参加し、1954年5月には国境地域においてサロト・サル（ポル・ポト）に出会い、またトゥー・サムートの下で政治訓練を受けた〔チャンドラー（1994年）、79ページ。〕。同年7月の休戦協定成立後はプノンペンにおいて党活動を開始し〔山田（2004年）、24ページ。〕、以降ポル・ポトの弟分として、その強い引きで党の重要ポストに昇進する。
50年代後半から60年代前半、私立チャムルンビチア高校で教師を務め、ポル・ポトも同じ職場であった〔山田（2004年）、26ページ。〕。1963年2月、カンボジア労働党（後のカンプチア共産党、クメール・ルージュ）党大会においてポル・ポトが党書記に選出されると、同時にトゥオクも党中央委員に抜擢され〔イエン・サリの証言によれば、常務委員はサロト・サル、ヌオン・チア、ソー・ピム、イエン・サリの4人とされる。ショート（2008年）、210ページ、注と出所67ページ。〕〔ヌオン・チアの未発表回顧録によれば、常務委員はサロト・サル、ヌオン・チア、ソー・ピム、イエン・サリの4人とされる。ヘダー、ティットモア（2005年）、102ページ・注184。〕〔山田寛によれば序列第5位の政治局員（党常務委員）とされる。山田（2004年）、28ページ・表2。〕、また同年よりプノンペン党委員会の責任者も務めた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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