翻訳と辞書
Words near each other
・ ボーイショーツ
・ ボーイスカウト
・ ボーイスカウトの進歩制度
・ ボーイスカウトアメリカ連盟
・ ボーイスカウトスリランカ連盟
・ ボーイスカウトフィジー連盟
・ ボーイスカウトマカオ連盟
・ ボーイスカウトモルジブ連盟
・ ボーイスカウトモルディブ連盟
・ ボーイスカウト日本連盟
ボーイスカウト運動
・ ボーイスタイル
・ ボーイズ
・ ボーイズ & ガールズ
・ ボーイズ (シュレルズの曲)
・ ボーイズ (テレビ制作会社)
・ ボーイズ (演芸)
・ ボーイズ (衣料品・機器販売)
・ ボーイズ アンド ガールズ
・ ボーイズ&ガールズ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ボーイスカウト運動 : ミニ英和和英辞書
ボーイスカウト運動[どう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [うん]
 【名詞】 1. fortune 2. luck 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 

ボーイスカウト運動 ( リダイレクト:ボーイスカウト ) : ウィキペディア日本語版
ボーイスカウト[どう]

ボーイスカウト(〔以前の英語名称 は であった。〕)
は、世界規模の青少年団体の名称である。20世紀初頭、イギリス退役軍人ロバート・ベーデン=パウエル卿(以下 B-Pと表記)がイギリスの行く末を懸念し、将来を託すことの出来る青少年の健全育成を目指して創設したことにはじまる。
実社会で先駆的な立場に立てるように、身体を実際に動かし、形に囚われない戸外活動を通じて心身ともに健全な青少年の育成と教育を目的とする。なお「スカウト」は「偵察」「斥候」の意。ボーイスカウトやガールスカウトで活動すること、またその活動と理念をスカウト運動(Scouting、スカウティング)と呼ぶ。
日本では年齢別にビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウト、ローバースカウトがある。詳しくはボーイスカウト日本連盟を参照。
== 沿革 ==

=== 発祥 ===

1903年、陸軍中将B-Pが赴任先のアフリカからイギリスに凱旋帰国したとき、彼が陸軍大佐だった1899年に書いた『Aids to Scouting for N.-C.Os and Men』という下士官・兵向けの斥候の手引き書が多くの学校で教育教材として使用され、少年たちにも評判が良いことを知った。しかしその本は元々軍人に向けて書いたものなので、少年を対象読者とする本ならば、さらに大きな効果を上げられると思い、青少年教育に関する研究を始めた。1906年には、彼の考えをまとめた草案を、陸軍、海軍、教会、少年団 (Boys' Brigade (BB)) などに送り意見を求めたり、「シートン動物記」の著者であり、少年団ウッドクラフト・インディアンズ (Woodcraft Indians) の創始者であるアーネスト・トンプソン・シートンとも積極的に意見交換している。
1907年、それまでの研究を実証するために、B-Pは8月1日から8日の日程で、イギリスのブラウンシー島に20名の少年たちを集めて実験キャンプを行った。このキャンプには21名の少年が参加するはずだったが、一人の少年が体調を崩したため20名で行われた。これを基に、1908年に『スカウティング・フォア・ボーイズ』(原題:Scouting for Boys、「少年のための斥候術」といった意味)という本を刊行した。当初は六分冊として発行され、後に一冊にまとめられた。この本が大きな反響を呼び、本を読んだ少年たちは自発的に組織(パトロール/班)を形成して善行を始めた。これがボーイスカウト運動の原点・発祥とされている。このように、スカウト運動は少年たちの自発活動によって始まったが、世界スカウト機構 (WOSM) では、便宜上、1907年8月1日をスカウト運動発祥の日と定めている。
この「スカウティング・フォア・ボーイズ」は、元々ボーイ隊年齢相当の少年を対象読者として書かれたものであったが、現在では「指導者や保護者が現代のスカウト達にスカウティングを如何に伝えていくか」について説いた、指導者や保護者にとってのバイブル的な書としても扱われている。
B-Pがボーイスカウトのシステムを考案するにあたっては様々な要素が取り入れられている。最も基礎となっているものは、彼が軍隊時代に身に付けた、それまでの硬直した教育システムから逸脱した創意工夫と自由の精神であるが、「スカウティング・フォア・ボーイズ」や「ローバーリング・ツー・サクセス」からも読み取れるように、ズールー人の狩猟方法や歌、アフリカの諸部族で少年を訓練する方法、自身が構築した南アフリカ警察隊の訓練法、シートンが始めた青少年活動・ウッドクラフト(森林生活法)、中世ヨーロッパ騎士道といったさまざまな要素が取り込まれている。
その代表的な物のひとつが、ウッドバッジ実修所(隊指導者の上級研修)修了者に付与される修了記章「ウッドバッジ」である。B-Pがアフリカで軍務についていた頃にズールー族の族長から戦利品として手に入れたアクセサリー(木製のビーズを紐でつなげた長い首飾り)をばらして、研修修了の記念として一粒ずつ修了者にわたしたものである。
日本においては、第二次世界大戦以前から活動が開始されていた(後述)が、敗戦後の占領政策により活動禁止処分を受けた。しかし、日銀総裁・三島弥太郎の長男で旧伯爵であった三島通陽および、元朝日新聞記者の村山有が中心となっておこなわれたダグラス・マッカーサー元帥あての請願によって活動の再開が許可され、一般への普及が図られた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ボーイスカウト」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scouting 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.