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ポッパエア ( リダイレクト:ポッパエア・サビナ ) : ウィキペディア日本語版 | ポッパエア・サビナ
ポッパエア・サビナ(Poppaea Sabina, 30年 - 65年)は、第5代ローマ皇帝ネロの2番目の妻。 == 家族 == イタリアのピケヌム(Picenum - 現在のマルケ)で、ティトゥス・オッリウスと同名の母親ポッパエア・サビナとの間に生まれる。彼等の唯一の子供で、兄弟は誰もいなかった。父親はティベリウス帝時代にクァエストル(財務官)を得ていた中堅の人材であったが、当時プラエフェクトゥス・プラエトリオであったルキウス・アエリウス・セイヤヌスと親密な関係であったためにセイヤヌス失脚後、それ以上の官職を得られないまま没落。彼女の母親は裕福でとても愛嬌のある女性だったとタキトゥスは記述している。しかし母親は47年にクラウディウス帝の妃メッサリナによって自害を命ぜられている。 母方の祖父はガイウス・ポッパエウス・サビヌス、身分が低いがティベリウス帝のもとトラキアに転戦、9年に執政官(コンスル)職を得て、プロコンスルとしてギリシアに赴くなどティベリウスの忠実な部下であった。彼は35年に没する。ポッパエア・サビナの名前は帝政期の女性の名前の慣習よりこの「ポッパエウス・サビヌス」の女性形である。 ポッパエアが生まれると翌年父親オッリウスが没し、母親はプブリウス・コルネリウス・レントゥルス・スキピオと再婚する。再婚の夫は軍務からコンスル職に当選し、元老院議員になった人物であり、これにより母親と娘は皇帝に近い存在となる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポッパエア・サビナ」の詳細全文を読む
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