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ポトマック川(ポトマックがわ、)は、アメリカ合衆国の中部大西洋沿岸のチェサピーク湾の中へ流れ込む河川である。流域面積では、米国大西洋岸では4番目に大きく、米国全体としては21番目に大きい。ポトマック川流域にはおよそ5百万人が住み、人口一人当たりの降水量は年間で8m³である。全長は約652km、流域面積は凡そ38,000km²である〔U.S. Geological Survey. National Hydrography Dataset high-resolution flowline data. The National Map (2012年10月07日閲覧)〕。「ポトマック」の名前の由来は、北米先住民族の一部でかつてバージニア東部に住んでいた、アルゴンキン語族の一部族ポーワタンPowhatanの読みが欧州風に訛ったものであるとされている。また、その他には、「ここで人々を取引する場所」や「貢物に(人が)なる場所」という意味が由来であるという説もある〔. Ojibwe: Baadimaag-ziibi, from biidimaw "bring something to somebody" Freelang Ojibwe 辞典〕〔U.S. Geological Survey. National Hydrography Dataset high-resolution flowline data. The National Map (2012年10月07日閲覧)〕。 1912年(明治45年)3月に当時のアメリカ合衆国大統領ウィリアム・タフトの夫人が、日本の桜を米国の首府ワシントンのポトマック河畔に植えたいと考えている〔尾崎行雄について 尾崎とワシントンの桜 (財団法人尾崎行雄財団ホームページ(2012年11月03日閲覧))〕ということを知った当時の東京市長尾崎行雄が日米親善記念〔 (国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所ホームページ (2012年11月03日閲覧))〕、及び日露戦争の際に米国が日本に対して好意的だった事への謝意もこめて〔尾崎行雄について 尾崎とワシントンの桜 (財団法人尾崎行雄財団ホームページ(2012年11月03日閲覧))〕、荒川堤の桜並木の桜を穂木とした苗木を米国に贈り、その桜がポトマック川の入り江のタイダルベイスンのジェファーソン記念館付近に植えられた縁〔『Mc-Graw-Hill』(Reading Laboratory Rose 3a Rate builder 制作)〕から、荒川とは姉妹川の関係にある。また、1980年代に荒川堤の桜が枯れてしまったときに、ポトマック川の桜をワシントンDCが東京都へ贈呈し、それを荒川堤に植えたという事もあった〔『PROGRESS IN ENGLISH BOOK 2~アメリカへの旅』ロバート・M・フリン著 エデック社〕。 尚、日本でも有名な、この川沿いの桜は、毎年3月中旬に見頃を迎える〔『Mc-Graw-Hill』(Reading Laboratory Rose 3a Rate builder 制作)〕。その頃にはタイダルベイスンで全米桜祭りが開催されており、毎年、遠方からも多くの観光客が訪れる〔『Mc-Graw-Hill』(Reading Laboratory Rose 3a Rate builder 制作)〕。 == 地理 == ウェストバージニア州北東部に源を発し南東へ向かう。ワシントンD.C.の中心部を流れチェサピーク湾に注ぐ。中下流域はメリーランド州とバージニア州の境界を形成している。 ポトマック川の上流部では、北ポトマック川と南ポトマック川の2つの大きな河川に分かれており、北ポトマック川(North Branch Potomac River)の水源は、ウェストバージニア州のグラント、タッカー、プレストンの3郡の境界に位置するフェアファクスストーンである。一方南ポトマック川(South Branch Potomac River)の水源は、バージニア州の北部ハイランド郡付近にある。南北両ポトマック川は、ウェストバージニア州グリーンスプリングの東で合流する。 またさらに下流のバージニア州及びメリーランド州との州境近くのハーパーズ・フェリーでシェナンドー川とも合流している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポトマック川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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