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ポマリドミド
ポマリドミド(Pomalidomide、開発コード:CC-4047、商品名:ポマリスト、イムノビッド)は、サリドマイドの誘導体であり、血管新生阻害作用と免疫調節作用を有する医薬品である。ボルテゾミブ・レナリドミド治療抵抗性又は治療後に再発した多発性骨髄腫の治療に用いられる。 米国ではFDAに2013年2月に承認され、欧州でも欧州委員会に2013年8月に承認された。日本では2014年7月に承認申請され、2015年3月に承認された。 ==創薬及び臨床開発== ポマリドミドの元化合物であるサリドマイドに血管新生阻害が確認されたのは1994年である。この発見に基づき、サリドマイドをがん治療に用いる臨床試験が開始され、FDAに多発性骨髄腫治療薬として承認された〔http://vectorblog.org/2013/04/from-thalidomide-to-pomalyst-better-living-through-chemistry/〕。構造活性研究はその後も続けられ、1995年にアミノサリドマイドに抗腫瘍活性が有る事が報告された〔http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsearch-bool.html&r=1&f=G&l=50&co1=AND&d=PTXT&s1=5,712,291.PN.&OS=PN/5,712,291&RS=PN/5,712,291〕。興味深い事に、この抗腫瘍活性は腫瘍細胞への直接作用と骨髄腫の血管への作用の2つに因るものだった。この二重活性に因って、ポマリドミドは''in vitro''でも''in vivo''でもサリドマイドに勝る有効性を示した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポマリドミド」の詳細全文を読む
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