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ポリアニリン (polyaniline, PANI) は導電性高分子の一種である。多くの導電性高分子と同様、共役π電子系が直線的な分子鎖に沿って連なる一次元構造を有する。固体電解コンデンサの電極材料などとして実用化されている。 重合条件(溶液のpH)やドーピングによってプロトンの付加・脱離が容易に可能という他の導電性高分子にはない特徴を持つ一方、その機構には不明な点もある。 == 分子構造 == ポリアニリンの構造は右図のようになっており、六員環の間にイミン窒素原子 (=N-) とアミン窒素原子 (-NH-) が含まれている。重合度 (x) は1,000を超える。 不純物添加による酸化で電気的な性質が大きく変化する特徴があり、十分還元された状態のポリアニリン (n = 1, m = 0) は完全な絶縁体である。これに対し、第1酸化過程では分子やバンドの構造が修飾されたセミキノイド構造を取り、高い導電性を示す。さらに第2酸化過程ではベンゼノイドまたはキノイド構造となるため、再び絶縁体になる。半酸化状態ではエメラルディン (n = 0.5, m = 0.5) と呼ばれる。エメラルディンはNMPなどの溶媒に溶解し、成型が容易である。なお、完全に酸化する (n = 0, m = 1) とペルニグルアニリン(pernigraniline)という不安定な物質になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポリアニリン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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