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polyglutamic acid =========================== ・ グルタミン酸 : [ぐるたみんさん] (n) glutamic acid ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
ポリグルタミン酸(ポリグルタミンさん、polyglutamic acid, PGA)は、グルタミン酸を重合単位とするポリペプチドの一種。天然のものは、一般的なポリペプチドとは異なり、γ位のカルボキシル基とα位のアミノ基がペプチド結合を形成するため、γ-ポリグルタミン酸 (γ-PGA) とも呼ばれる。化学式n。重合度の高いものは重量比で自重の5000倍の水分を維持すると言われ、その保水力は医療、医薬品、健康食品、化粧品などの各分野で広く応用されている。L体のグルタミン酸のみからなる重合体の CAS登録番号は 、D体、DL体からなる重合体ではそれぞれ 、。 納豆のネバネバの主成分は、このポリグルタミン酸と多糖類のフルクタンである。また、納豆菌と同じバチルス属である炭疽菌の莢膜もポリグルタミン酸を主成分としている。そのため、海外各地で納豆を紹介されたときは、当初受け付けられなかったと言われている。 グルタミン酸には光学異性体であるL体とD体がある。普通、生物が作り出すアミノ酸はL体のみであるが、納豆菌や炭疽菌が作るポリグルタミン酸にはL体とD体のグルタミン酸が混在しており、このような例はめずらしい。D体を含むポリペプチド鎖は通常のペプチダーゼで分解されにくく、従ってポリグルタミン酸はこれらの菌が自分を守るために作り出した物質であるとする説もある。 ==医療分野== ポリグルタミン酸は抗がん剤など医療分野にも利用されている。タキソールにポリグルタミン酸をつけたジオタックスは、卵巣ガン、非小細胞性肺ガンに対して開発認可が進んだ薬で、アメリカでは認可が下りているものである。その他にも、外科手術の際の癒着防止剤としても利用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポリグルタミン酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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