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マリオアーティストシリーズは、NINTENDO64の周辺機器64DD専用のゲームソフトシリーズ。発売元は任天堂。静止画や動画、立体モデルの作成、また作成したもので遊ぶことを目的としたクリエイティブツール群であり、以下の4作が存在する。 *『マリオアーティスト ペイントスタジオ』 *『マリオアーティスト タレントスタジオ』 *『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』 *『マリオアーティスト コミュニケーションキット』 == 概要 == マリオアーティストシリーズは、64DDの発表当時からゲーム誌などで存在が公表されていたソフトだったため、ある程度の認知度があったが、「ランドネット」の会員のみに配布、もしくは追加販売という形式が取られ、店頭での一般販売はされなかったため、ソフトの存在は知っていても実際にプレイしたことはないという人の方が多い。 『マリオペイント』の続編的な位置づけをもったシリーズであり、犬のアイコンで1段階だけ操作を元に戻すことができること、爆弾のアイコンで1つ上のモードの画面に戻ることができること、セーブ・ロード時の音楽などが継承されている。 マリオアーティストシリーズや『巨人のドシン』はセーブ領域の確保という理由から磁気ディスクで発売する必要があり、ロムカセットへの移行はできなかった。ランドネットの事業終了を受けて、64DD用として開発されていたソフトのうち『どうぶつの森』など幾つかはロムカセットに移行し発売されたが、同様にセーブ領域の確保ができなかったソフトは日の目を見ることなく消えていった。64DDの購入者数が少なかったのは対象年齢を無視した厳しい購入条件が主な原因であるが、実際に発売された対応ソフトがこのマリオアーティストをはじめ、人により興味と好みがはっきり分かれるタイプのゲームばかりに偏っていたことも一因として挙げられる。 セーブは1本のソフト当たり、10個のボックスにそれぞれ70個までデータを保存できる。ただし、容量がいっぱいになればそれ以上セーブすることはできない。ボックスや作品には名前をつけることが可能で、ひらがな、カタカナ、アルファベット、特殊記号、漢字が使用できる。漢字の変換機能は無く、音読みから探して表から直接選択入力しなければならない。 64DDではソフトに新しいデータを追加したり、ソフト間でデータの交換を行うことにより遊びを広げるという構想が存在した。マリオアーティストシリーズはその核となる位置づけであり、シリーズ間では様々なデータの流用が可能であったが、64DD対応ソフトが非常に少なく終わったため、シリーズ以外のソフトとのデータ交換はほとんど行われないままとなった。製作、使用できるデータは以下のとおり。 * 2Dさくひん : 一枚絵のデータ。ペイントスタジオの「2Dペイント」で描画できるほか、各ソフトで画面を撮影することでも作成可能。「パラパラまんが」の1コマとして、タレントスタジオでタレントの顔、服等の模様、ムービーの背景として、ポリゴンスタジオのモデラーロケット内でスタンプとして流用可能。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードが可能。 : 『F-ZERO X EXPANSION KIT』からパイロットの画像データを持ち出すこともできた。 * パラパラまんが : 複数枚の絵のデータ。最大35コマ。ペイントスタジオの「パラパラまんが」でのみ作成、観賞が可能。 : ネットスタジオにアップロード可能だが、14コマ以内という制限がある。 : 2コマのデータを「シム」という名前にしておけば、『シムシティー64』で住民の画像データとして使用できる。 * 3Dワールド : ペイントスタジオの「3Dワールド」でモデルを塗った内容のデータ。ワールドごとに専用のデータとなる。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードは不可能。 * タレント : ポリゴンモデルの人物のデータ。タレントスタジオの「タレントをつくる」で製作可能。タレントスタジオの「タレントをつくる」「ムービーをつくる」で使用、観賞することができる。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードが可能。 * ムービー : 「タレント」「3Dさくひん」「2Dさくひん」を使用したムービーのデータ。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードが可能。 * 3Dさくひん : 3Dポリゴンモデルのデータ。ポリゴンスタジオの「モデラーロケット」で製作可能。タレントスタジオのムービー、ポリゴンスタジオの「ブロックさくひん」の一部、「ステージさくひん」の一部として使用可能。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードが可能。 * ブロックさくひん : 「3Dさくひん」に既定のブロックを付け加えたデータ。ポリゴンスタジオの「ブロックドーム」で製作可能。「じっけんワールド」、「サウンドボンバー」で使用されるデータでもある。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードは不可能。 * ステージさくひん : 「ブロックさくひん」に背景となる画像、3Dモデルを付け加えたデータ。ポリゴンスタジオの「ステージUFO」で製作可能。 : ネットスタジオでのアップロード、ダウンロードが可能。 各ソフトとも最終目的が存在しない類のソフトであるため、タイトル画面でBボタンを押すことでスタッフロールを見ることができるようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マリオアーティストシリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mario Artist 」があります。 スポンサード リンク
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