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ポルシェ・991 : ミニ英和和英辞書
ポルシェ・991
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ポルシェ・991 : ウィキペディア日本語版
ポルシェ・991

ポルシェ・991911の7代目モデルである。
== 解説 ==
2011年8月23日、新型911カレラおよび911カレラSが正式発表され、翌9月のフランクフルトモーターショーで世界デビューを飾った。同年11月10日より日本での受注開始。2012年8月27日にカレラ4およびカレラ4Sの日本での受注を開始した。2013年5月3日にターボモデルである911ターボが発表され、日本では5月14日から受付を開始した。
最大の特徴は車体への軽量金属の大幅な導入であり〔911DAYS (ナインイレブンデイズ) Vol.48 インロック 2012年 07月号 ASIN: B0085MLYAA〕、これによって997型と比較して剛性を高めつつ、60kgの軽量化が図られた〔。軽量金属は主にアルミニウム合金が使用され〔、ドア・フロントからボンネットの外装など広範囲に用いられ〔、スチール・アルミハイブリッドシャシと呼ばれた〔。またセンタートンネル近辺にはマグネシウム合金も使用された〔。997型と比較してAピラーは寝かされ、ヘッドライト間の距離も長くなり、ホイールベース・全長も延長され、全体的に997型と比較してワイド&ローの印象が強くなったが〔、全高はほとんど変化していない。ホイールベースの延長は主にレース活動サイドからの要求で〔、フロントのトレッド幅の拡大も同じ理由による〔。空気抵抗係数は997型と変わらず0.29である〔。最大幅は1,810mmで997型と同一である〔。外装部品に関しては996型・997型で不評だった、ボクスターとの共通部品の使用はなくなった。ただし従来どおり車両内部の部品については、シャシやエンジン、サスペンションアームなど多くの部品をボクスターと共有している。
エンジンの搭載位置は変わっていないが〔、ホイールベースの延長に伴い後輪の位置が変わりドライブシャフトとトランスミッションの角度がより好ましい角度に修正されている〔。ホイールは911カレラで19インチ、911カレラSでは20インチが標準装着された〔。911カレラSでは従来どおりPSM、PASMが標準装備された(911カレラは標準ではPSMのみ)。またアクティブスタビライザー(PDCC)やトルクベクタリング(PTV)、ダイナミックエンジンマウント(997ターボには搭載済み)などの機能がオプションとして新たに用意された〔。PASM(可変減衰力ダンパー)も4つの車高センサーが追加され制御精度が向上した〔。リヤエンジンフードを開けてもエンジン本体は目視できず、オイル交換や冷却水追加などのメンテナンス用の開口部となった〔。可動性リヤウイングは面積が拡大され、立ち上げ高さも増え、より効果的に作用するようになり、スポイラー自体も20%軽量化されている〔。乗り味としては997と比較してさらにリヤの安定性が増し〔、もはやRRを意識させられない印象で、996-997とは完全に異なった乗り味になっている〔。このため911らしくないという声も自動車評論家から聞かれた〔が、特にホイールベースの延長によってピッチングが抑制され、より上質な乗り心地となった〔、直進性や高速コーナーの安定性が増した〔とされた。
内装はセンターコンソールの両側にスイッチ類が並べられるパナメーラに準じている。中央タコメーター右側にはVGAディスプレイが用意され、左右前後方向のGなど様々な情報が表示される〔。997と比較してホイールベースが延長されたが〔、室内の居住空間は997同等で広くなっていない〔が、レッグスペースは6mmとわずかに拡大している〔。室内高は997型と不変。唯一後部座席背面の荷物収納スペースが明らかに広くなった〔。フロントのトランク容量は997と比較して減少した〔。運転席のペダル類はアームの断面積を拡大して剛性を向上させている〔。エア・コンディショナーは左右独立温度調整システムとなった。また日本仕様には全車にクラリオン製オーディオ統合型カーナビゲーションが搭載され、オプションでボーズ製サウンドシステムに変更することも可能。911としては初の電動可倒式サイドミラーもオプション設定された。サンルーフはアウタースライド式となり従来式と比較すると室内スペースの犠牲が少なくなった。サンルーフの状態に対応してリヤスポイラーの角度と高さは自動的に最適位置に制御される〔。
2013年3月5日、ポルシェ・996からカタログモデルとなっている911 GT3がサロン・アンテルナショナル・ド・ロトにおいて発表された。日本での予約受注開始は3月12日からとなっている。911 GT3の発表は2013年であり911誕生50周年の節目の年であるため、2013年3月現在のカタログのページには911 50thアニバーサリーのロゴが入れられている。
2013年6月4日、1963年の初代911から50周年を迎えたことから、911 50thアニバーサリーエディションを発表した。生産台数は1963年にちなみ1963台生産される。911カレラSをベースとし、リアには50thアニバーサリーのエンブレムが装着される。
2014年1月14日、ポルシェAGは911タルガ4、911タルガ4Sを発表した。991型は、初代901型、930型、964型に採用されていたクラシカルなタルガをモチーフにしている〔Porsche 911 Targa|ポルシェ 911 タルガ新機構のオープントップを採用した911タルガ登場 Web Magazine OPENERS〕。993型996型997型のタルガモデルはリアウインドウと内部で重なるかたちでルーフが格納される仕組みだったが、991型はリアウインドウがせり上がり、布製ルーフが折りたたまれて格納される仕組みである。
2015年3月3日、ポルシェAGはサロン・アンテルナショナル・ド・ロトにおいて、911 GT3RSを発表した。2015年3月23日には日本でも予約受注を開始し、ポルシェAGは2016年始めまでに2,000台を生産する事を目標としている。
2015年9月には、フランクフルトモーターショーにおいてマイナーチェンジモデルの911カレラ、911カレラSが発表された〔第311回:「ポルシェ911カレラ」が衝撃のリニューアル! ターボ化した新型の実像に迫る webCG〕。新型では従来の自然吸気エンジンに代わり、ライトサイジング(rightsizing)ターボエンジン〔ついにターボ化 ! 新型ポルシェ911の全容解明 !! "最新は最良"の神話は生きているか? Diners Club INTERNATIONAL〕が搭載される。また、2015年10月に開催された東京モーターショーでは、カレラ4およびカレラ4Sのマイナーチェンジモデルが発表された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ポルシェ・991」の詳細全文を読む




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