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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ポン・オードメル・スパニエル(英:Pont-Audemer Spaniel)は、フランスのポン・オードメル地方原産のスパニエル犬種である。別名はエパニョール・ポン・オードメル(英:Epagneul Pont-Audemer)。 == 歴史 == 生い立ちについては不明な点もあるが、古くからポン・オードメル地方で飼育されてきた犬種である。プードルの祖先であるバルビーやアイリッシュ・ウォーター・スパニエルなどとは親せき関係があるといわれている。 ポン・オードメル・スパニエルは非常に多岐に渡る役割を果たす万能な犬種である。鳥を茂みから追い出すフラッシング、獲物を発見して主人に知らせるポインティングとセッティング、撃ち落された鳥を回収するレトリーバー、野ウサギを嗅覚で追跡して仕留めるセントハント、海中に設置された網の取り外しをする水中作業犬、農場や主人の家の見張りをする番犬などとして使われている。 然し、その多才さが災いし、親せき種であるアイリッシュ・ウォーター・スパニエルの犬質を高める目的でそれと異種交配させられるようになり、純血のポン・オードメル・スパニエルの頭数は著しく減少してしまった。更に追い討ちをかけるように第二次世界大戦が勃発し、その戦禍を被って絶滅寸前になってしまった。 一時は絶滅したとみなされていた時期もあったが、生存を信じる愛好家によって戦後に数年かけて純血の犬の大捜索活動が行われ、辺地までくまなく捜して数頭の純血の犬を発見することが出来た。この犬たちを繁殖させて何とか種として復活することが出来たが、今でもその頭数は非常に少なく、FCI公認犬種の中で最も絶滅する可能性が高い犬種としてもリストされている。ポン・オードメル・スパニエルの他、同じく才色兼備の希少犬種であるピカルディー・スパニエルとブルー・ピカルディー・スパニエルを絶滅の危機から救うため、3犬種を保護するための犬種クラブが設立され、保護と普及の促進か行われている。この協会の活動により、本種は年々頭数と知名度を緩やかに上昇させつつある。 現在フランスでは多くが実用犬として飼育されているが、原産国外ではペットとして多く飼育されている。飼育しやすい犬種であるため、今後さらに日本を含めた世界的な普及が進んでいくのではないかと推測されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポン・オードメル・スパニエル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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