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マアチャンの日記帳 : ミニ英和和英辞書
マアチャンの日記帳[とばり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日記 : [にっき]
 【名詞】 1. diary 2. journal 
日記帳 : [にっきちょう]
 (n) diary
: [き]
 (n,n-suf) chronicle
記帳 : [きちょう]
  1. (n,vs) registry 2. entry 3. book-keeping 4. signature 
: [とばり]
 (n) curtain

マアチャンの日記帳 ( リダイレクト:マァチャンの日記帳 ) : ウィキペディア日本語版
マァチャンの日記帳[まぁちゃんのにっきちょう]

マァチャンの日記帳』(マァチャンのにっきちょう)は、手塚治虫による日本漫画作品、および作中に登場する架空の人物の名称。後に数多くの名作を生み出した手塚の正式なデビュー作として知られる。当時作品を読めたエリアは、大阪を中心に北は富山県石川県、南は四国全県までであり、関東地方などではこの作品を読むことができなかった。
== 発表の経緯 ==
1946年(昭和21年)、大阪毎日新聞の小学生版にあたる『少國民新聞』に連載された作品。この作品の誕生経緯については、手塚自身が著書『ぼくはマンガ家』などで比較的多くを語っており、以下はそれに準じた解説を掲載する。
戦後の手塚治は医学を専攻しながら掲載誌の当ても無く漫画を描き続けていたが、ある日その作品が毎日新聞に勤務する女性の目に留まり、治を学芸部に紹介する。当時の大阪学芸部には後の巨匠井上靖山崎豊子も顔を並べており、学芸部は治の描く漫画を見て学生新聞部を紹介するに至る。戦時規制の影響で慢性的に漫画作家が不足していた中での紹介であった。治自身は長編ストーリー漫画の掲載を望んでいたと言われるが、新聞連載と言う特性上、掲載する作品は4コマ漫画となり、1946年正月号からの連載が比較的あっさり決定したとされる。原稿料は当時の価格で1枚50銭。後にこの採用について「大量の原稿を書き溜めていたことから『使い物になる』と判断され最初から連載作家になれたのだろう」と回顧しており、「実に幸福なデビューだった」とも語っている。
1946年1月1日付けの少国民新聞にはついに予告が掲載されそこには「今までの荒っぽい漫画なんかではなく」(原文はカタカナ)とあり、それまでの戦意高揚作品ではないことをアピールし、作者紹介には「作者手塚治蟲(てづかはるむし)さんは、みなさんと同じクリクリ坊主で十九歳のお兄さんです」とある。これは現在においても全く無名の新人にとっては破格の扱いである。なお、先の文章を見れば判るとおり、当時は当然ながらペンネームの読みが全く浸透しておらず、わざわざ漫画のルビには「テツカヲサムシ」との表記があるのだが、解説では「はるむし」とのルビが振られてしまっている。当時彼のペンネームがいかに無名であったかを示すエピソードのひとつとして語られる。1928年11月3日生まれの手塚は、当時満年齢では17歳であったが、この当時日常的に使用されていた数え年においては1946年元日で19歳となるため、ここで記された年齢が手塚があえて満年齢を偽ったものか、単に数え年を表記したかは不明である〔国民に対して満年齢の使用を推奨した年齢のとなえ方に関する法律は4年後の1950年1月1日の施行である。〕。
かくして正月休刊をはさんだ1月4日付けで『マァチャンの日記帳』の連載が開始された。プロ漫画家『手塚治虫』誕生の瞬間である。
第一回は正月号ということもあり、題材は書初めだった。富山でこの作品を見た当時小学生高学年だった藤本弘と安孫子素雄(後の藤子不二雄)はその絵の新鮮さに多大な影響を受け、手塚の大ファンになると共に自身の作品のタッチを手塚調にアレンジし、後に同じ「毎日小学生新聞」(1947年に少國民~から改名された)にて「天使の玉ちゃん」でデビューを飾ることになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マァチャンの日記帳」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Diary of Ma-chan 」があります。




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