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マアト山[まあとさん]
マアト山(マアトさん、)は、金星で最も高い火山。金星の平均半径を基準としたときの標高は約8,000メートルであり、北緯0.9度、東経194.5度に位置する。古代エジプト神話の女神マアトにちなんで名づけられた。 == 構造 == マアト山には巨大な山頂カルデラがあり、その大きさは短径28キロメートル、長径31キロメートルである。カルデラ内部には少なくとも5つの崩壊クレーターがあり、そのうち大きいものは直径が10キロメートルある。 マアト山の南西側斜面には、直径3キロメートルから5キロメートルの小さなクレーターがチェーン状に連なっている。その長さは40キロメートルにわたる。これは割れ目噴火によるものではなく、崩落によるものと推測されている。金星探査機マゼランは1992年に高解像度の画像データを取得したが、これら一連のクレーター列から溶岩が流出した痕跡は確認されていない。 マアト山では過去に少なくとも2回、大規模な構造崩壊が発生したと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マアト山」の詳細全文を読む
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