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マイアミの奇跡 : ミニ英和和英辞書
マイアミの奇跡[まいあみのきせき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

奇跡 : [きせき]
 【名詞】 1. miracle 2. wonder 3. marvel 
: [せき, あと]
 【名詞】 1. (1) trace 2. tracks 3. mark 4. sign 5. (2) remains 6. ruins 7. (3) scar 

マイアミの奇跡 : ウィキペディア日本語版
マイアミの奇跡[まいあみのきせき]

マイアミの奇跡(マイアミのきせき)は、1996年アトランタオリンピック(以下アトランタ五輪と略)・男子サッカーグループリーグD組第1戦において、日本五輪代表ブラジル五輪代表を1対0で下した試合の日本における通称である。
== 概要 ==
アトランタ五輪男子サッカー競技は出場16カ国を抽選でA〜Dの4グループに分け、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式で行われた。アジア地区予選で2位となり、銅メダルを獲得したメキシコシティ五輪以来28年ぶりに五輪に出場した日本五輪代表はグループDに入り、初戦は南米地区代表のブラジル、2戦目はアフリカ地区代表のナイジェリア、3戦目はヨーロッパ地区代表のハンガリーと対戦することになった。ブラジル戦は五輪開催都市のジョージア州アトランタではなく、フロリダ州マイアミアメリカンフットボール球技場マイアミ・オレンジボウルで開催された。
ワールドカップ1994年大会でW杯史上初の4回目の優勝を成し遂げたブラジルは、五輪ではまだ金メダルを獲得したことがなかった。ブラジルはワールドカップ1998年大会の予選が免除されていた〔当時は、前回優勝国は次の大会が予選免除されており、優勝国のブラジルは南米予選を免除されていた。なお、2006年大会からは前回優勝国も予選から参加することになった。〕 ことで真剣勝負の場がなく、代表チームの強化の意味合いも含め、A代表監督のマリオ・ザガロが五輪代表の監督も兼任。正規の23歳以下の選手としてロベルト・カルロスジュニーニョ・パウリスタサヴィオ、ロナウジーニョ〔ロナウジーニョ(ロナウド・デ・アシス・モレイラ)ではなく所謂ロナウド(ロナウド・ルイス・ナザリオ・ジ・リマ)。DFのロナウド・ギアロ(大会登録名ロナウド)がいたので、大会登録名をロナウジーニョにした。アトランタ五輪時点ではFCバルセロナへの移籍前で、ブラジル五輪代表では控えのFWだった。〕、フラビオ・コンセイソンといったすでにA代表で活躍している若手選手を揃えた〔1995年には6月のアンブロカップ(リバプール)と8月の親善試合(国立競技場)で日本対ブラジル戦が行われ、ロベルト・カルロスとサヴィオが日本A代表から得点していた。〕。さらに、この大会から認められたオーバーエイジ枠に当時のA代表のレギュラーであるベベットリバウドアウダイールを加入させ、優勝候補の大本命と目されていた。さらに、大会前に行われたブラジル五輪代表とブラジルA代表との練習試合では、驚くべきことに五輪代表が勝利した。
一方、日本は西野朗監督の意向でオーバーエイジ枠を使用せず、Jリーグ所属の23歳以下選手、アジア予選を戦ったメンバーで大会に臨んだ。当時の日本A代表経験者は前園真聖城彰二の2人のみ、怪我で本戦メンバーから外れた小倉隆史を含めても3人だけだった。西野監督や山本昌邦コーチらスタッフは、スカウティング(以下、偵察と略すことあり)のために入手したブラジルの試合映像を見て「(自信を失わせない様に)選手達には見せない方が良いだろう」と思ったほど殆ど隙が見当たらず、選手個々人の能力、チームとしての総合力に大幅な開きがあることを痛感していた。日本のメディアを含め、下馬評ではブラジルの圧倒的有利が予想されており、日本がグループリーグを突破するためには得失点差の計算上、敗れるにしても大量失点を避けるべきとする意見もあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マイアミの奇跡」の詳細全文を読む




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