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しなのマイクロは、かつて日本に存在した鉄道模型メーカーである。正式社名は有限会社しなのマイクロ。 == 概要 == 創業後、1970年代に多くの16番ゲージ(1/80 16.5mmゲージ)鉄道模型を製品化し、特にドロップ加工やエッチング加工の利点を最大限に生かしたEF61・EF62といった60番台の国鉄直流F級電気機関車やEF70・81形といった交流・交直流電気機関車の模型化で名をなした。 その後はキハ391系や銚子電鉄デキ3など、他社が製品化しないマイナー形式の製品化を精力的に行い、また、13mmゲージ(上述の銚子電鉄デキ3など)や9mmナロー(花巻電鉄デハ1、黒部峡谷鉄道ED8、下津井電鉄モハ102+クハ23の3種を発売)の車両模型を「ぷろじぇくと・はちまる」名義の1/80スケール製品として発売してもいる。 1978年には既成の軽便電車の動力装置が流用できることから企画されたが結局根本から見直し設計されたという国鉄ED17形電気機関車を製品化してNゲージにも参入〔「製品の紹介」『鉄道模型趣味』No.365、22頁〕。以後国鉄ED15・21・27・42形、それに長野電鉄ED5000形と6形式が発売されたD型電気機関車シリーズ(一般型以外にもED17 7やED15 3といった形状に特徴のある特定番号機も別途車体キットなどで発売された)を皮切りに、私鉄電車、国鉄電車、さらに碓氷峠の煉瓦積み眼鏡橋や煉瓦積み給水塔、煉瓦積み機関庫の金属製ストラクチュア等多種多様な製品群を矢継ぎ早に発売した(私鉄電車の一部は、しなのマイクロ製造の「みどりや」製品として発売されている)。 ED17発売以降16番ゲージの新規製品はなくNゲージ重視の路線をとり1980年にNゲージ製品のブランド名をマイクロクス(Mycrox)〔「広告」『鉄道模型趣味』No.388、57頁〕と名付けた。1980年8月の全日本鉄道模型ショウではプラスチック製国鉄電機発表を予定していたが直前に倒産した〔「編集者の手帖」『鉄道模型趣味』No.392、112頁〕〔なおプラスチック車両の企画はそれ以前からあり1979年の広告にプラ製DF50鋭意製作中とあった。『鉄道模型趣味』No.369、12頁〕。その後Nゲージ部門は有井製作所(現マイクロエース)に引き取られ、発売予定の製品(国鉄183系電車、東武鉄道8000系〔「製品の紹介」『鉄道模型趣味』No.399、76頁〕)はマイクロエースの名称で販売された。 また、しなのマイクロは他社名義のOEM製品を製造したことがある。Nゲージではみどりやの他に機芸出版社発売のC55(流線形)エッチング板〔TMS編集部「流線型C55が走り出す」『鉄道模型趣味』No.328、50頁〕があり、Nゲージ以外では城山模型の一部製品の製造を担当した〔貫名英一「B級コレクター道」『とれいん』No.473〕。 上述の通りドロップ加工やエッチング加工による金属製品を得意とし、16番製品のみならずNゲージ製品においても発売されたすべての製品が金属製車体である。 日本のNゲージメーカーとして初めて動力ユニットにフライホイールを装備したことが特筆される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しなのマイクロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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