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マイクロドライプリンタは、アルプス電気が独自開発し、自社ブランドで発売した個人用プリンター。 当初「Micro Dry Process(マイクロドライプロセス)方式プリンタ」と称したが、現在では「Micro Dryプリンタ」(マイクロドライプリンタ)と称して発売されていた。 「マイクロドライ」はアルプス電気が「電子応用機械器具及びその部品」「紙類,文房具,印字用インクリボン(交換用インクリボンを含む),アイロンの熱を利用してなる転写用シート」で商標登録している(それぞれ日本第4176758号、日本第4224141号)が、別分野でクラレ(日本第4212116号他1件)が商標登録している。 2010年5月末日で販売終了であることがアナウンスされ〔マイクロドライ(R)プリンタ MD-5500販売終了のお知らせ アルプス電気株式会社 2009年12月18日〕、販売終了した。 == 概要・特色 == 最大の特徴は熱ヘッドである。マイクロDOSヘッドと呼ばれる、1ドットあたり直径約40マイクロメートルの円形シリコン単結晶熱ヘッドを用いたもので、インクジェットプリンターと比べて解像度で大きく劣るといわれていた、それまでの熱転写プリンターの欠点を大きく改善したものである。 またこの方式は、顔料系のドライインク(ワープロで用いられるのとほぼ同じインクリボンカセットを使用)を用いるため、インクジェットプリンターの欠点であるインクにじみが原理的に発生せず、耐水性や耐光性にも優れ、また印刷用紙を選ばず(ただ、腰のない薄い用紙や引っ張り強度の弱い紙を用いるとトラブルを生じることあり)、メタリックインクや白色インクといった特色印刷や、昇華型熱溶融印刷(一部機種)が可能という特長がある。またインクジェット方式のようなノズル詰まりが原理的に生じないことや、印刷中にインクが切れた際、インクカセットを交換し、印刷を続行できることも特長である。 特に特色印刷の機能を有する点は、その独特の発色と相まって、オフセット印刷に近い品質が得られるとして、商業印刷のカラー・カンプ作成用に重用される理由にもなっている。アルプス電気自身も、ホームページ上で「ALPSマイクロドライプリンタは、プロのデザイナーによって支えられてきました。それは、色再現性が評価されたためです。」と述べている。MD-5500商品概要 またインクの特質を生かし、マイクロドライプリンタを用いて模型用のデカールやインスタントレタリングを作成する事が可能であると知られている。 欠点としては、カラー印刷時は用紙を往復させて一色ずつインクを乗せてゆく方式であるため、カラー印刷で印字速度が遅いこと、また色ずれや、用紙の質によっては用紙を往復させる過程でトラブルを生じる場合があること、インクリボンに跡が残るためセキュリティ上の問題があること、写真印刷などではプリントにリボン跡が出ること、インクジェットプリンターと比べてランニングコストが高いことが挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイクロドライプリンタ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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