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マイナス・ゼロ
『マイナス・ゼロ』は、広瀬正によって書かれたSF長編小説。広瀬の代表作と言われ、熱狂的ファンを多く持つ作品である。 == 概要 == 1965年(昭和40年)『宇宙塵』に処女長編として連載されたタイムトラベル物。『宇宙塵』においていくつかの短編を発表し、「もの」など時間を扱ったショートショートで知られていた広瀬の処女長編。 しかし、1970年(昭和45年)10月15日に河出書房新社から刊行されるまで単行本化されることがなかった。この単行本化までにかかった時間は、後に「空白の5年間」と呼ばれる。石川喬司はこの5年間を「長い鬱屈した日々」と表現し、その名の通り広瀬は小説を全く書けなかったともいう。 1970年下半期対象の第64回直木賞候補となり、10名からなる選考委員のうち司馬遼太郎は本作を最も高く評価したが、選にもれた〔直木賞のすべて/第64回選評の概要 2009年4月14日閲覧〕。 また、2008年7月25日の集英社文庫改訂新版発売まで絶版による品切れ状態が続き、長らく復刊が待たれた作品でもある。2008年本屋大賞の5周年記念特別企画「この文庫を復刊せよ!」では、入手困難となっていた文庫本を対象に復刊希望を募り、本作が最も多くの票を得た〔本屋大賞/5周年記念特別企画「この文庫を復刊せよ!」 2009年4月14日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイナス・ゼロ」の詳細全文を読む
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