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『マウス・ハント』(原題: ''Mousehunt'')は、1997年公開のアメリカ映画。間抜けな人間と賢いネズミがドタバタを繰り広げるコメディ映画。 == あらすじ == アーニーとラーズの兄弟は、父の遺産としてガラクタと古い屋敷を相続する。同時期、兄は経営する料理店が廃業し、弟も父から引き継いだ製糸工場の経営悪化に悩んでいた。父は兄弟に「糸のない世界は大混乱だ」の言葉、そして短い糸の切れ端を遺していたが、そんなものは兄弟にとって一銭の価値もない「糸つむぎジジイ」のゴミ。 そんな折、相続した古い屋敷がさる有名な建築家の幻の遺作とわかり、兄弟はこれを売ることで元の生活に返り咲こうとする。だが、アーニーは値を吊り上げるためにすぐ売ることはせず、リフォームの後、オークションを開催すると決める。 屋敷に泊まり込み改装を始めた2人は、先住者として屋敷に棲み付いていた1匹のネズミを発見する。ネズミごとき、と退治しようとするもネズミは賢く、かえって2人は痛い目に遭う。その後も様々な作戦を練るが、ことごとく失敗し、汚水まみれになったり、氷の張った湖に落ちるという散々な目に会う。そこで、ネズミを捕まえる事に長けた狡猾で獰猛な猫を飼ってみたり、ハイテク装備で身をかためた害獣駆除ハンターを雇ったりと趣向を変えてみるが、猫や害獣ハンターもネズミの前には及ばず、返り討ちに遭ってしまう。 なにもかも上手くいかずついに2人は醜い兄弟喧嘩を始め、肖像画に描かれた父親の表情まで曇る。その時投げたオレンジが偶然ネズミに当たり、ついに捕まえることに成功する。さっそくとどめを刺そうとするが、無防備な姿に2人は殺すことができず、シガーレットケースに閉じ込めメキシコへと郵送する。邪魔者がいなくなった2人は順調に改装を進め、オークションの日を迎える。 屋敷に富豪達が一同に会し、オークションが始まる。次々と値段が上がっていき狂喜する兄弟であったが、そこでネズミを入れたはずのシガーレットケースを見つける。実は料金不足で送り戻されていたのだった。 しかもしっかりフタをしたはずなのに、角に大きな穴が開いた状態で…。ネズミが屋敷に舞い戻ったことを知った兄弟は、オークションが潰されるのを恐れて再度ネズミと追いかけっこを始める。だが、ネズミを水攻めにする作戦を逆手に取られ、その水が基礎や壁裏に溜まって行き、ついには壁を破って兄弟と富豪達を家の外まで押し流す。 ずぶ濡れのアーニーは半壊状態の屋敷を背にして必死に「この屋敷は絶対に壊れない!」と叫ぶものの、その声にあわせるようにして屋敷は完全に崩壊し、富豪達は兄弟を嘲笑いながら去っていった。 2人は瓦礫の山と化した屋敷を眺めて悲嘆にくれていたが、ふと空を見上げると、ネズミに食べられたはずの糸の切れ端が空から落ちて来た。不思議に思いながら切れ端を手に取るが、軽く引っ張っただけでほつれて2本に分かれてしまう。それは欲に取り付かれて醜く争っていた兄弟を表すかのように。その糸を見て、兄弟は父から引き継いだ製糸工場を思い出し、疲労もあって工場の事務所で眠り込む。 翌朝2人は工場のラインが稼動する音で目を覚ます。糸なんて作っていないはずなのに…訝りつつ様子を見に来た兄弟の目に飛び込んできたのは、良い香りがする毛糸玉。ちょっと端をちぎって食べてみると、なんとチーズの味がする。そして辺りを見回すと、見覚えのあるあのネズミ。ネズミもまた兄弟の後をつけ、製糸工場にやってきていたのだ。これをヒントに2人は製糸工場をチーズ工場に改装し、事業は大成功する。ネズミは品質管理係として新商品の味見を行い、兄弟にアドバイスをする。 父の肖像画は再び穏やかな表情を取り戻し、事務所の壁から兄弟とネズミを見守っている。そのすぐ側に飾られた額縁には糸の切れ端2本と共に、父の遺言…「糸のない世界はカオスだ」の言葉が納められているのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マウス・ハント」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 MouseHunt (film) 」があります。 スポンサード リンク
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