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マウナ・ロア山(マウナ・ロアさん、Mauna Loa)は、ハワイ諸島にある活火山であり、ハワイ島を形成する5つの火山のうちの1つである。マウナ・ロアとは、ハワイ語で「長い山」の意である。山頂にはモクアウェオウェオ(Mokuʻāweoweo)と呼ばれるカルデラがある。マウナ・ロア山の体積は約75,000 kmであり (富士山は1,400 km)〔 〕、地球で最も体積の大きい山でもある。 マウナ・ロア山は有史以来、30回を超える噴火が起こっており、1984年の3月から4月にかけて起こった噴火は世界的にも有名である。 == 概要 == マウナ・ロアは楯状火山であり、その体積はおよそ75,000 kmと見積もられるが〔、その山峰は隣のマウナ・ケアより約35 m低い。マウナ・ロアから噴出する溶岩は珪長質に乏しく非常に粘度が低い。そのために非爆発的なハワイ型噴火になる傾向にあり火山斜面の傾斜は極めてなだらかである。 火山は少なくとも70万年間にわたって噴火していて、約40万年前に海水準より上に現れた。しかし、岩石の年代測定で知られている最古のものは約20万年前である〔 〕。そのマグマはハワイ・ホットスポットに由来し、このホットスポットは何千万年にもわたってハワイ列島を作る原因となってきた。太平洋プレートのゆっくりした動きはこの火山をホットスポットから最終的には引き離すため、火山は今から50万年から100万年以内に死火山となると考えられている。 マウナ・ロアの直近の噴火は1984年3月24日から1984年4月15日にかけて起こった。最近の噴火による死者は出ていないが、1926年と1950年の噴火は複数の町を壊滅させた。そもそもヒロの一部は19世紀後半からの溶岩流の上に構築されている。人口集中地に及ぼす危険性を考慮して、マウナ・ロアは、世界でも危険性が高い火山の研究を奨励する特定16火山プロジェクトの対象に選定されている。マウナ・ロアは1912年以来ハワイ火山観測所 (HVO) によって集中的にモニターされている。大気の観測はマウナロア観測所で、太陽の観測はマウナロア太陽観測所で行われていて、両方がその山頂近くに位置する。ハワイ火山国立公園はこの火山の山頂と南東麓をカバーし、別の火山であるキラウエアを含む。 マウナ・ロアを登った最初のヨーロッパ人の記録は、1794年の博物学者アーチボルド・メンジーズ (Archibald Menzies)、ジョゼフ・ベイカー大尉 (当時) (Joseph Baker) ら4人によるものである〔 〕〔 〕。気圧計を用いて、メンジーズはその標高を15 m以内の精度で計算した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マウナ・ロア山」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mauna Loa 」があります。 スポンサード リンク
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