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マウレ川[まうれかわ]
マウレ川(Río Maule、マプチェ語ではrainy)は、チリの主要な河川のひとつ。全長約240km。流域面積約20,600 km²のうち1/3をアンデス山脈内に持つ。マウレ川は規模だけでなく、チリの歴史、農業などの経済、政治や文化などの側面においても重要な位置を占める。かつてインカ帝国はマウレ川を南の国境とし、マプチェ族と対峙していた。この川の流域にあたるマウレ州は著名な人物を多く輩出しており、またマウレ川はぶどう栽培(ビティカルチャー)とワイン製造の適地「マウレ渓谷」(Maule Valley)を形成し、チリワインの60%を生産している。 == 地理 == アルゼンチンとの国境に程近い標高2,200mにあるタルカ区のマウレ湖を源流とし、すぐ左岸から流れ込むリナレス区のDial湖からのメラド川(en)と合流する。他に流入する主な支流はしては、Colorado川、クラロ川、Puelche川やCipreses川などがあり、これらは多く右岸側から合流する。中央盆地(セントラルヴァレー)(en)に流入する直前には人造湖であるコルブン湖があり、同名の水力発電所がある。さらに下流でクラロ川(前出の支流とは別の河川)、ロンコミージャ川(en)。マウレ川は下流域でもEstero de los Puercosと合流し、最終的にコンスティトゥシオン市の北部で太平洋に流れ込む。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マウレ川」の詳細全文を読む
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