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マクドネル山脈(英語:MacDonnell Ranges マクドネル山地とも)は、オーストラリア大陸中央部にある山脈で、オーストラリア連邦、ノーザンテリトリー(北部準州)の南部を東西に伸びる。 == 概要 == マクドネル山脈は、オーストラリア中部の砂漠地帯にある山脈で、標高はさほど高くなく、緩やかな丘の部分と険しい渓谷の部分に分かれ、中でも険しい部分が、アリゾナのグランドキャニオンに似ていることから「オーストラリアのグランドキャニオン」と呼ばれることもある。この山脈の幅は非常に広く、地形としては「山脈」よりも単なる山地に近い〔マクドネル山脈は一直線にはなっておらず、途切れたり、分岐したりしている〕。この山脈を大きく西マクドネル山脈と東マクドネル山脈の二つに分けることができ、規模は西マクドネル山脈の方が大きい。 山脈やその近辺には国立公園が点在し、交通も発達しているため、西マクドネル山脈を中心に多くの観光客が訪れ、ウルル(エアーズロック)と並ぶアウトバックを代表する観光名所となっている。水源が幾つもあり、昔から周辺地域に比べ住みやすい環境であり、オーストラリアの先住民の文化の中心地であったとともに、同州の州都であるダーウィン〔厳密にいうとノーザンテリトリーは州ではなく準州であるため、「準州都」となる〕や、アデレードなどの沿海の都市部から隔絶しているため、現在にいたって古代からのアボリジニ文化が根付いている。また、西マクドネル山脈の西部は、アボリジナル・ランド(オーストラリア先住民の所有である土地)であり、立入禁止となっている〔許可証を購入すると立ち入ることができる〕。この地域には40ほどの希少種の生物、主に植物が生息しているとされ、「マクドネルソテツ(学名:Macrozamia Macdonnelli)」などの数少ない原産種もある。 主な産業は特殊な地形を活かした観光業となっているが、ゴールドラッシュ時の名残として鉱業も営まれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マクドネル山脈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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