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マグネシアの戦い(マグネシアのたたかい、)は、ローマ・シリア戦争中の紀元前190年頃に起こった会戦である。小スキピオ率いるローマ軍と、アンティオコス3世率いるセレウコス朝シリア軍が激突し、多くの犠牲を出しながらもローマ軍が勝利を収めた。この会戦中に生じた霧が両者の運命を左右し、この霧によって混乱したセレウコス軍は負け、それを利用して奇襲を仕掛けたローマ軍が勝利した。 == 背景 == セレウコス朝シリアはアンティオコス3世による拡大政策で、東はインド、西は小アジアに至るまで領土を回復させていた。これに反発したローマとの間にローマ・シリア戦争が勃発し、ローマのことを快く思っていなかったアイトリア連邦とセレウコス朝は手を組んで、共にギリシアを攻めた。しかし、に敗れたセレウコス朝はアイトリア連邦を見捨て、小アジアに逃れた。ローマはセレウコス朝を追撃して小アジアのマグネシアに来たり、雌雄を決するべく激突した。この時、大スキピオは息子を人質にとられていたため、病気と偽って戦線を離脱していた〔人質が解放されると同時にマグネシアを目指したが、マグネシアの戦いには間に合わなかった。〕。したがって、ローマ軍の指揮は小スキピオが執っていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マグネシアの戦い」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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