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マスタリング・エンジニアとは、CD-DA(CD)の制作工程においてプリ・マスタリングとよばれる作業に従事する技術者である。音響技術者の一形態である。 ==概説== アナログ・レコードの時代にはカッティング・エンジニアと呼ばれていたが、CDの登場に伴いスタジオのシステムや作業内容が変化した為、この名称が使われるようになった。 CD登場の直後には、マスター・テープの音がほぼ劣化無くAD変換できるという触れ込みであったため、トラック・ダウン後の加工工程を廃してレベルを決めた状態でA/D変換するスタイルが主流とされた時期があった。この為、基本的な作業が出来ればノイズ・チェックなどのスキルを教えるだけでマスタリング・エンジニアとして十分であるという認識が広まり、ベテランのカッティング・エンジニアが一時的に冷遇されたりという状況も見られた。しかし初期のCDの音質には消費者から不満が多く寄せられた為、マスタリング・エンジニアの技術の高低に注意が向けられるようになり、今日のような専門職として確立されるまでに至った。 一般にポピュラー音楽の分野ではレコーディング・エンジニアとの分業がおこなわれているが、一部のジャズ並びにクラシックではレコーディング・エンジニアがプリ・マスタリング行程までおこなう場合もある。 室内音響や音響機器の操作に通じている事はもちろん、あらゆるジャンルの音楽に対してその時の流行を把握し、顧客の要求する音に仕上げる感性が要求される。また聴覚訓練も常におこたらず、耳の保護にも気をつかうことが要求され、レコーディング・スタジオほどの大音量での作業は一般的におこなわない。一部のマスタリング・エンジニアは自ら機材を改造するなり製作するなりして更なる音質向上を図っているケースもある。電子工学に対する知識は本人の目指すレベルによって最終的に決定されるが、最低限の機材のメンテナンスに必要な知識は要求される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マスタリング・エンジニア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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