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MC12は、イタリアのマセラティが開発したスーパーカーである。 == 概要 == マセラティはフェラーリ・エンツォフェラーリをベースとしたマシンをFIA GT選手権に導入する予定だったが、諸事情でキャンセルし、代わりにエンツォフェラーリの構成部を流用したレースカーを開発することにした。当初レースカーの名前は「MCC」(''Maserati Corse Competizione'' )で、のちに「MC12」と改められ、マセラティ創立90周年に当たる2004年のジュネーブショーで発表された。 シャーシはカーボンモノコックを基本とし、ノーメックスハニカム構造を採用している。また、安全のためにロールケージを備えている。サスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用し、フロントのみ車高などをボタンで調整できる。ブレーキはブレンボ製でドリルドディスクに前6/後4ピストンキャリパーを装備。また、ボタンにより「スポーツ(通常モード)」と「レース(TCSをオフにした状態)」の2つのモードを選択できる。 ボディはフランク・ステファンソンの設計によるもので、サイズは全長5,143mm、全幅2,096mm、全高1,205mmとエンツォフェラーリより拡大されている。ボディはカーボン製で、着脱可能なルーフを備えている。ウイングは固定式で、角度の調節はできない。重量配分は前41%:後59%である。ボディカラーは「Bianco Fuji」と呼ばれる、マセラティブルーとホワイトのツートンカラーのみしか存在しない。このボディカラーのネーミングは、日本の富士山に由来している。 エンジンは、エンツォフェラーリ用のエンジンをベースとした6.0L V12 DOHCエンジンを搭載。最高出力は632PS/7,500rpm、トルクは66.5kg·m/5,500rpmを発生し、0-100km/h加速3.8秒、0-400m11.3秒、最高速度330km/hという高い性能を発揮する。トランスミッションは「カンビオコルサ」と呼ばれる6速セミATで、ギアチェンジの時間はわずか0.15秒と言われている。ハンドル横のパドルシフトで操作を行う。 ホモロゲーションモデルであるにもかかわらずインテリアは豪華で、マセラティブルーに染められたレザー、アルミ・カーボン素材で構成され、シートはスパルコ製のセミバケットシートを採用している。センターコンソールにはイグニッションボタンと、マセラティではお馴染みの楕円形のアナログ時計に加え、車名・シャーシナンバー・オーナー名がローマ字で刻印されているプレートがついている。なお、エアコンは装備されているが、カーステレオはない。 MC12は1台約1億円といわれ、2004年に30台(うち5台は販売用ではない)、2005年に25台が生産された。なお、日本においては保安基準に適合しないため現状ではナンバー登録して公道走行はできないが、ルームミラーの追加装着やリヤスポイラーの小型化または形状変更などの保安基準の適合対策を取れば、ナンバー登録しての公道走行は可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マセラティ・MC12」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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