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マチャイアスの海戦 : ミニ英和和英辞書
マチャイアスの海戦[まちゃいあすのかいせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

海戦 : [かいせん]
 【名詞】 1. naval battle 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 

マチャイアスの海戦 : ウィキペディア日本語版
マチャイアスの海戦[まちゃいあすのかいせん]

マチャイアスの海戦()は、アメリカ独立戦争開始直後の1775年6月11日から12日に起こったこの戦争では最初の海戦である。現在はメイン州となっているマチャイアスの港周辺で起こり、植民地側がイギリスのスクーナー船を拿捕するという結果になった。
アメリカ独立戦争が始まり、ボストン包囲戦が開始されると、イギリス当局はロイヤリストの商人イカボッド・ジョーンズの協力により物資の確保を進めた。6月2日にジョーンズの商船2隻がマチャイアス港に到着し、これをイギリス海軍の士官候補生、ジェイムズ・ムーアが指揮する武装スクーナー船''マーガレッタ''が護衛していた。マチャイアスの町の人々はジョーンズの商習慣に不満を抱いており、ジョーンズを逮捕することに決め、その試みの中でムーアとその艦船を追跡することにした。ムーアは港からの脱出に成功したが、町の住人はジョーンズの船の1隻を捕獲してそれと地元の船1隻を武装させ、港から出てムーアの船と対峙した。短い戦闘の後で、植民地側がムーアの艦船とその乗組員を拿捕し、ムーアはその時に致命傷を負った。
戦争が進んだ1777年にマチャイアスの人々は、町の支配を試みて上陸しようとしたイギリス軍と戦い、またもイギリス艦船を拿捕するところまでいった(第二次マチャイアスの海戦)。マチャイアスの港を根拠にする私掠船などの活動がこの戦争の期間を通じてイギリス海軍にとって悩みの種になった。
== 背景 ==

1775年4月19日レキシントン・コンコードの戦いと共にイギリス領マサチューセッツ湾植民地でアメリカ独立戦争が始まった。この戦闘の後、植民地の民兵がイギリス軍が駐屯するボストンに集まり、ボストン包囲戦が開始された〔Leamon, pp. 74-76〕。
ボストンのイギリス軍指導者であるサミュエル・グレイブス提督とトマス・ゲイジ将軍は二人共、現在のメイン州東部、当時はマサチューセッツ湾植民地の一部にある小さな海岸製材業の町マチャイアスの人々と関係する事情があった。ゲイジは包囲されたボストンに到着する援軍のために兵舎を建てるための木材を必要としていた〔Duncan, p. 209〕。グレイブスは、1775年2月に地元水先案内人によってマチャイアス湾で意図的に座礁させられたと考えられるイギリス海軍の艦船HMS''ハリファックス''の残骸から大砲を回収したいと考えていた〔Duncan, p. 208〕。この船の大砲はマチャイアスのパトリオット(独立推進派)から興味を持たれているという報告もあった〔Leamon, p. 67〕。グレイブスはボストン港に商船を所有するロイヤリスト(王党派)でマチャイアスの商人イカボッド・ジョーンズに、その商船''ユニティ''と''ポリー''にマチャイアスの町に送る小麦などの食料を積ませて運ばせ、引き換えにゲイジが必要とする木材を運んで来ることを認めた。グレイブスは何か起こったときの用心のために、その旗艦HMS''プレストン''に乗り込む士官候補生ジェイムズ・ムーアに指揮をさせて武装スクーナー船''マーガレッタ''を商船護衛のために派遣した。ムーアは行きがけに通り過ぎる''ハリファックス''の残骸から回収できるものは回収してくるという命令も受けていた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マチャイアスの海戦」の詳細全文を読む




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