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マツカゼソウ
マツカゼソウ(松風草、学名:''Boenninghausenia albiflora'' var. ''japonica'' )は、ミカン科マツカゼソウ属の多年草〔〔『日本の野生植物草本II離弁花類』p.232〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.377〕。 独立した種、(''Boenninghausenia japonica'' )とする考えもある〔が、東アジアに分布するケマツカゼソウ(''Boenninghausenia albiflora'' )を分類上の基本種とした変種としている〔〔〔。また、広義の''Boenninghausenia albiflora'' として考える場合がある〔。 ==特徴== 茎は直立して細く、高さ50-80cmになり、上方で分枝する。葉は互生し、3回3出羽状複葉で、多数ある小葉は大きさが不ぞろいで、倒卵形から楕円形で、長さ10-25mmになる。小葉の先は円く、基部はくさび形になり、縁は全縁で、裏面は白色を帯びる。葉に腺点があり、一種の臭いがある〔〔〔。 花期は8-10月。枝先に円錐状集散花序を出し、多数の白色の花をつける。萼は4個に裂け、萼片は長さ約1mmになる長楕円形。花弁は4個あり、長さ3-4mmの長楕円形になる。雄蕊は6-8個あり、長さは不ぞろいで、花弁より長い。つぼ状の花盤があり、縁に小さな鋸歯がある。子房は4心皮からなり、長い柄の上にあり、その先に1個の花柱がある。子房の各室には6-8個の胚珠がある。果実は分離果で、長さ約3mmになる4個の卵形の分果に分かれ、腹面で裂開する。種子は暗褐色の腎形で長さ約1.5mmになる〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マツカゼソウ」の詳細全文を読む
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