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13B型エンジンは、マツダが開発・製造していた直列2ローターのガソリンエンジンである。 1973年にマツダ・ルーチェ(2代目:RX-4)の追加モデルであるGTグレードの専用エンジンとして、当時の主力REの12Aのロータハウジング幅を10mm拡大した総排気量が1,308cc、水冷2ローターで、排気ガス対策としてREAPS3を初号機から搭載したエンジン。 尚、「13B」という名称は、総排気量の1,308ccの「13」と、2番目に開発された事から「B」を合わせ取った言葉である。 13Aと13Bとは、完全に別のエンジンである。(ロータ半径と偏心量とロータ幅が異なる) == 開発経緯 == ロータリーエンジン(以下REと略する)の排気量は、最大燃焼室容積にロータの数をかけた数字で表す。 しかしながら、通常のレシプロエンジンとは動作原理が異なるので、レシプロエンジンと排気量を合わせる場合には、「換算」という作業が必要となる。 日本の自動車税法は、一般に排気量によって税金が定められている。REの場合、この税法上の排気量換算係数を「1.5」に定め、換算排気量と車格(車の大きさ)によって算出される。 税法上の小型車の排気量の上限は、2,000ccである。 この小型車の上限排気量の2,000ccにREが対応するためには、1,333ccになるべく近づける必要がある。 そこで マツダは既存のREの12Aをベースにこの上限排気量に最も近づけるために、ロータハウジングの幅を10mm拡大して80mmにして対応した。 13B開発時には、排気ガス規制(マスキー法等)への対応が必須条件であった。この規制への対応として、量産当初からサーマルリアクターを中心としたREの排気ガス対策システムREAPSの3世代目のREAPS3を搭載した。REAPS3では、暖気中の排気ガス浄化性能の向上に主眼が置かれている。 12Aに対して整備性や生産性やサービス性及び信頼性の向上として :・ディストリビュータが2個から1個になり、補機のレイアウトの変更 :・クーリングファン取付位置をウォータポンプ位置に変わり、Vベルト駆動に変更 :・2分割型金属アペックスシールの採用 これらの内容は、後ほど12Aにも反映された。 なお 13Bは、エンジンの内容が時代の変化により大幅に改善・改良がなされていくが、形式名は13Bのまま変わることがなく、サブタイプ名でその改善・改良状況を表す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マツダ・13B型エンジン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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