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マツダ・カペラ : ウィキペディア日本語版
マツダ・カペラ

カペラ(''Capella'' )はかつてマツダで生産されていた乗用車である。32年の期間にわたり、ファミリアとともにマツダ乗用車の基幹車種として広く知られていた。
世代についてはマツダ公式サイトのHISTORY OF MAZDA を元にしている。書籍によっては記述が異なる場合もある。
日本国外では「Mazda 626」として販売され、「カペラ」という名のみ基本的に日本国内専用であった。
== 歴史 ==

=== 初代 SNA/SU2A/S122A型(1970年 - 1974年) ===

* 1970年5月登場、愛称は風のカペラ。当初は、ファミリアの上位機種として、12Aロータリーエンジンを搭載するモデルと、1,600ccレシプロエンジンを搭載するモデルがあった。12Aロータリーエンジンはカペラロータリーのために開発されたもので、基本的には10A型と同じだったが、ローターハウジング一つあたりを軸方向に10mm延長し、単室容積で573ccの排気量を得た。また、排気孔をハニカムポートとして燃焼効率を上げ、トルク特性を改善した。最高出カ120PS/6,500rpm(グロス)、最大トルク16.0kgf·m/3,500rpm(グロス)、さらに最高速度は190km/h(MT車)で、当時の日本車としては、並はずれたパワーを誇った。そのエンジンパワーを生かし、レースにも出場。当時無敵を誇った日産・スカイラインGT-Rに挑んだが及ばず、打倒GT-Rは、サバンナまで待つ必要があった。
*0 → 400m ( SS 1/4マイル ) = 15.7秒(MT車)と、当時としては圧倒的な加速力を示し、ストックの状態でこれを上回るのはポルシェ・911だけとまで言われた。
*タイヤは13inを採用し低重心化を図った。また、1クラス上のトヨタ・マークIIに匹敵する車内空間を有す。
*軽量化を図ってボディをステンレス鋼とする計画があったが、安全面で当局の認可が下りずに販売を断念。この試作車両(ロータリーエンジン累計生産20万基記念車)がマツダR&Dセンター横浜にて保存・展示されている。
* 1970年10月、レシプロエンジンに1,500ccが追加される。
* 1971年10月、マイナーチェンジ。デビューしたサバンナとの差別化を図るためにGシリーズとして、4灯ヘッドライトを採用。ロータリー車に初のATであるREマチック仕様が登場した。ロータリーに合わせた特性で、0→400m=17.5秒だった。
* 1971年から1973年までがカペラを含めたロータリー全盛期で、1971年は6万3,389台、1972年は5万7,748台、1973年は5万4,962台販売された。
* この初代モデルのみ、輸出名は「マツダ616」「マツダ618」(末尾の数が6なら1.6Lモデル、8なら1.8Lモデル)。またロータリーエンジン搭載モデルは「マツダ・RX-2」の名が付けられた。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マツダ・カペラ」の詳細全文を読む




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