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マツブサ : ウィキペディア日本語版
マツブサ

マツブサ(松房/松藤〔北川勲他『生薬学』第3版、廣川書店、1988年、p256。〕、''Schisandra nigra''/''Schisandra repanda'')はマツブサ科落葉つる性木本。別名はワタカズラ、ウシブドウなど。北海道から九州および済州島の山林に分布する。房状の果実がなり松脂のような匂いがあるためこの名がある。
樹皮はコルク質。雌雄異株で、は淡黄色で6月頃咲く。果実は秋に熟し、黒紫色の核果で多数が房状に垂れ下がり、見かけはブドウに似ている。
== 利用 ==
果実は薬用、食用にされる。生薬としては松藤と呼ばれ、同属のチョウセンゴミシ(五味子)と同様に鎮咳、強壮効果があるといわれる。松脂のような匂いがあるが、酸味があって食べることもでき、特に果実酒にされる。長野県箕輪町では品種登録したマツブサを栽培し、特産品としてワインの原料としている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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