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マツムシソウ科 : ウィキペディア日本語版
マツムシソウ科[まつむしそうか]

マツムシソウ科(DipsaceaeまたはDipsacaceae)は、被子植物である。一部木本もあるがほとんどが一年草または多年草である。葉は、単葉のものと羽状複葉のものがある。
== 形態 ==
花は一見キク科に似た頭状花序であるが、キク科の場合、その外側にのような総苞があるのに対して、マツムシソウ科のものは一般にはこれを持たない。また、雄蘂が互いに融合しないのもキク科との違いである。
花序の中にも鱗片状またはとげ状の苞葉のあるものがある。オニナベナ(チーゼル、ラシャカキグサ)はこれを利用して、古くから織物の起毛用に使われ、現在でもカシミアなどの柔らかい風合いを出すために使われる。
ユーラシアとアフリカ北部の亜熱帯から温帯にかけて、9属250種あまりが分布し、日本にもマツムシソウナベナなどが自生する。
* ナベナ属 ''Dipsacus'':ナベナ
* マツムシソウ属 ''Scabiosa'':マツムシソウ

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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